90s生まれミレニアル世代のメモ帳/備忘録

アメリカ東海岸の片隅から、読んだ記事や本で気になった箇所をメモするブログ。

チー牛男子にさせないため、子離れ、自立のため18歳から一人暮らしさせる

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話題のツイート。男の子を育ててる親としては気になる。

男の子にとって、早くから母親から離れて暮らすことは有益だ。母親の物の見方の外に出ることが大事だからだ。経済的な効率は悪いけれども、貴君に是非とも一人暮らしをさせたいのは、貴君に対する私の最後の教育方針だ。

何年か早く名実共に大人になるはずだ。このアドバンテージは大きい

山崎元

子供に独立をうながすには、どうすればいいか。開成中学校・高等学校の柳沢幸雄校長は「18歳になったら、家から出したほうがいい。住まいは『風呂なし、トイレ共同』で十分。そのほうが独立が早くなる」という

「安心して帰れる場所があるか」、これは子どもの自己肯定感を育てる上で、非常に大切なことです。単に「安心して過ごせる家」という物理的な話だけでなく、精神的な意味も含んでいます。

落ち着ける家庭という居場所は、子どものチャレンジ精神を育んでくれます。何があっても受け止めてくれる、帰る場所があるとわかっていれば、子どもは思い切って外に冒険に出ることができるのです。

勉強にしろ、運動にしろ、芸術にしろ、外の世界は厳しく、いつも勝てるとは限りません。むしろ負けることのほうが多いでしょう。そんなとき、家に帰ってホッとできるかどうか、次の冒険への英気を養うことができるかどうかは、非常に大切なことです。

18歳になったら1人暮らしさせる
安心して帰れる場所を用意した後は、そこから追い出さなければなりません。居心地のいい家がいつまでもあると、その先何年、何十年も出ていかないということになりかねないからです。

私は常々、「18歳で子どもは外に出しましょう」と言っています。つまり、高校卒業のタイミングです。進学するにせよ、働くにせよ、家から一度出すのがいいのです。なぜか。このことが、子どもの自己肯定感を大きく上げることにつながるからです。

今、みなさんがお子さんに与えている生活は、かつてないほど高水準のものです。人類史上最高と言ってもいいでしょう。そしてこれ以上、上げることもかなり難しい。しかし、1人暮らしをすれば、生活水準はガクッと下がります。そしてそれが上がったときに、自分の力を感じることができるようになります。

中国の若者は、なぜ生活への満足度が高いのか
日本の若者の保守化傾向は、この高い生活水準にも原因があると考えられます。下がる可能性のほうが高いから、新しいことへの挑戦を躊躇してしまう。それと同時に、今の生活水準は親がつくりあげたものであって、「自分でつくりあげたものではない」ということもわかっています。それゆえに、漠然とした不安を抱えているのです。

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