90s生まれミレニアル世代のメモ帳/備忘録

アメリカ東海岸の片隅から、読んだ記事や本で気になった箇所をメモするブログ。

外国語副作用とは、不慣れな外国語を使用している時には思考能力も一時的 に低下するという現象

外国語副作用(がいこくごふくさよう, Foreign language side effect)は、第二言語を習得中の人間がその言語を用いているとき、処理資源(processing resource)をその第二言語の処理にとられるため、知的レベルが全般的に低下する心理現象をさす。

この現象は、外国語使用時に母語での会話時よりも知的能力全般が低く評価されてしまうことの原因となるため、外国語話者にとって切実な問題であると考える者もいる。

外国語副作用に対して以前は、言語表現力の優劣が知的レベルに反映されているのではないかという批判があった。しかし、例えば計算課題などの言語表現力を伴わない種類の課題においても同様の知的低下が確認された(Takano & Noda, 1995)ことから、現在ではこの批判は疑問視されている。