90s生まれミレニアル世代のメモ帳/備忘録

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「複利」のすごさと怖さ 数%で資産形成に大差 定年後資金が半減してしまう(インフレで)

複利」のすごさと怖さ 数%で資産形成に大差

「複利」のすごさと怖さ 数%で資産形成に大差 人生100年こわくない・投資力を磨こう(岩崎日出俊) - 日本経済新聞

最初は小さいと思える運用利回りの差が年を経るにつれて大きな差になる。だからこそ投資家は利回りの差に気を配らなければならないし、借入人は僅かの金利差にも注意することが必要だ。

1957年から64年までの8年間の複利ベース年平均伸長率で見ると、ダウは年率平均11.1%、他の4つの類似ファンドは9.3〜10.0%で伸長した。

1965年初めから2023年末までの59年間で、S&P500種株価指数(配当込みベース)は10.23%で伸長している。

1965年の初めに10万円の運用を開始したとする。簡略化のため為替の影響はないものとする。この10万円がS&P500種株価指数(配当込みベース)と同じ年率平均10.23%で伸長していくとすると、2023年末には3132万円になっている。313倍だ。

定年後資金が半減してしまう

バフェットの話やネーティブアメリカンの話は、自分には縁遠いと思う人もいるかもしれない。そんな人にもっと身近な話題を提供したい。

現在、日本政府も日銀も2%程度のインフレを達成させようとしている。仮に2%のインフレが今後35年にわたって続くとしよう。60歳で退職金1000万円を手にした人が、「リスクは取りたくない」とばかり、この1000万円を運用せずに手元に置いたままだとする。

この1000万円は年率2%の複利ベースで減価(購買力の減少)していくので、35年後、この人が95歳になる時にちょうど500万円に減価してしまうことになる。半分の価値になってしまうということだ。たった2%のインフレといっても、長い年月の間には大きなインパクトをもたらすことになる。

safariman.hatenadiary.com