90s生まれミレニアル世代のメモ帳/備忘録

アメリカ東海岸の片隅から、読んだ記事や本で気になった箇所をメモするブログ。

試行回数が少ないと、人生は運ゲーになっちゃう

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試行回数が少ないと、人生は運ゲーになっちゃう。

試行回数が十分に多いと、運よりも、「運以外の何か」によってトータルの勝敗が決まるのです。

しかし、人生は麻雀と違って、以前にやったゲームの結果が、その後のゲームの勝敗を大きく左右します。
たとえば、人生の初期に大きな成功を収めると、その後の人生は圧倒的に有利になります(金銭・人脈だけでなく、拙著に書いたような認知バイアス系の雪だるま効果が発生するため)。
また、逆にうつ病になって、それが治らなくなってしまったりすると、もう、何をやっても、どうにもならなくなったりします。

しかしながら、実際には、「人生の初期に大きな成功を収めた人」も「うつ病になって、それが治らなくなってしまった人」も、多数派ではなく、9割ぐらいの人は、「試行回数が十分に多いと、運よりも、「運以外の何か」によってトータルの勝敗が決まる」というゲームに近似できる部分が十分に大きくなります。
それで人生の運不運のすべてを説明できるわけではありませんが、この記事では、その部分にフォーカスを当ててみます。

では、人生において、この「運以外の何か」とは何でしょうか?

それは、主に、以下の3つです。

(1)不運に遭遇した時に、それから受けるダメージを最小化するスキル・準備・体制
(2)幸運に遭遇した時に、それから得られるものを最大化するスキル・準備・体制
(3)幸運を発掘するアクションに配分する時間の割合

実家が太い人が圧倒的に有利なのは、この(1)と(2)をもとからある程度持っているからです。

https://note.com/fromdusktildawn/n/ncb21ff0b5679

冷静に分析すると、私の知り合いの高所得者たちは、以下の様な特徴が多い。

・人よりも多くのことを試す。
・上手く行かなかった時に損切りするのが素早い。
・「たまたま」上手く行ったら、その幸運を全力の全力で最大限利用して、スキル、実績、人脈、資産を得る。
・一度スキル、実績、人脈、資産を得たら、それらを最大限に利用して、さらなるスキルと実績と人脈と資産を作り、それらが雪だるま式に増えていく。
・運任せの大博打はしない。確実性の高い勝算のあるときだけ大きく賭ける。
・人よりも多くの不運を想定し、不運を事前に回避するための手を人よりも念入りに打っている。
・不運に見舞われたときのダメージを最小限にするための保険やバッファ(貯金、人脈)の確保を、人よりも念入りにやっている。

https://fromdusktildawn.hatenablog.com/entry/2016/07/03/090212