「「子育てしやすい地域」なんてのは、たぶん空想上の存在。 | Books&Apps」の記事内で高額なペアローンを組んで住宅を買って無理をしているのでは?という家族について普段、自分が思っていることが的確に言語化されていたので、ここにメモ。
帰国後、お金に余裕があればタワマンに住んでみたいという願望を持ったことがないといえば嘘になりますが、一方でペアローン組んでカツカツで暮らすのは嫌だなという思いもあります。恐らく、帰国後の自分の年収上昇と安定に自信が持てないからと、上記の記事『武蔵小杉のタワマンを「妻とのペアローン」で無理して買った30代男性の大誤算』のようなものをよく読んでいるため悪いイメージが付いていること、日本人特有の保守的な考えに支配され、リスクを取るのを恐れているだと思われます。
東京湾岸のタワーマンションが林立するエリアには立派な公園が併設されていて、週末ともなると親子連れの姿で賑わう。
高収入な人達が住んでいるためか、ラフではあってもなかなかオシャレな恰好をしたお父さんお母さんで、子ども達の服装にも行き届きが感じられる。
公園のつくりも洒落ていて、木で出来た遊具、曲線的で高低差のつくられた広場などは、遊び甲斐があるようにみえる。実際、そういった遊具を子ども達は楽しんでいる。
(中略)
確かに湾岸のタワーマンション暮らしは豊かさに満ちている。
子育て環境としてたくさんの工夫が為されているし、稽古事や塾の選択肢もたくさんあるだろう。
反面、住まいそのものも含めて、あまりにも高コスト体質過ぎるそれは、圧倒的な高収入が約束されていなければ維持できないわけで、華やかな生活環境で暮らし続けるために必要な資質は並大抵ではない。
途中で働けなくなったら“都落ち”せざるを得なくなるだろう。
彼らの暮らしぶりが羨ましくもあるが、ガラスのロープの上に成り立った繁栄というか、親御さん達の背負っているものの大きさを思うと、大変だなぁと思わずにいられない。