90s生まれミレニアル世代のメモ帳/備忘録

アメリカ東海岸の片隅から、読んだ記事や本で気になった箇所をメモするブログ。

「アクティブ天国」の日本: 日本で「パッシブ運用(インデックス運用)」がかくも急速に広がるとは予想できなかった。インデックスファンドがここ数年、投資信託の売れ筋上位を独占している

f:id:yougaku-eigo:20231124121915j:image

多くの個人は、企業の調査分析によってファンドマネジャーが個別銘柄を選ぶ「アクティブ運用」の実力を信用していない。手数料がはるかに安いインデックスファンドにお金が流れるのは必然だ。

インデックスファンドの優位性はデータから裏づけられる。米指数算出会社の調査(SPIVA)によると、日本株を運用する国内アクティブファンドで過去10年間の運用成績が株価指数を上回ったのは全体の26.4%だった。

シカゴ学派の経済学者たちは、今の株価には入手可能な情報が全て反映されており、誰も市場を出し抜けないという「効率的市場仮説」を唱えた。アクティブ劣勢のデータを見れば、インデックス運用の理論的支柱となったこの考えは、もはや「仮説」ではなく「事実」と言っていい。
先のSPIVAによると、インデックスに勝ったアクティブファンドの比率は米国は9.8%、欧州は7.2%にすぎない。

「アクティブ天国」の日本:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO76089040T11C23A1EN8000/