90s生まれミレニアル世代のメモ帳/備忘録

アメリカ東海岸の片隅から、読んだ記事や本で気になった箇所をメモするブログ。

渋沢栄一の玄孫: アメリカ人がインデックスに投資することは、とても合理的です。そこに成長があるからです。インデックス投資は否定しませんが、何がインデックスなのかということを、きちんと理解して投資するようにした方がいいと思います。

アメリカ人がインデックスに投資することは、とても合理的です。そこに成長があるからです。日本の場合、そこに成長はありますか?アメリカの株価と日本の株価に差があるのは、日米の経済状況の差とばかりとはいえません。インデックス投資は否定しませんが、何がインデックスなのかということを、きちんと理解して投資するようにした方がいいと思います。

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<渋澤>コモンズでは、そもそもインデックスを見ていません。日経225、TOPIXは、インデックスをつくるにあたって価格は見ていますが、価値は見ていないでしょ。私たちは、組み入れている30社の持続的に成長できる可能性があるという価値をみています。そのような価値を見ないインデックスを意識する意味がありません。

私たちのモデルは、お客さまのうち、積立で毎月買い付けてくださる方が7割を占めていて、コンスタントにお金が入ってきます。たとえば、半導体セクターは最近、大変好調なのですが、数年前は誰も見向きもしないほど低迷していました。その時もコモンズは淡々と買っていました。均等に投資しているので、安くなるとより多い量を買っている。それを繰り返しているので、上がる時に一緒に上がって、下がる時にあまり下がらなければ、当然、インデックスをアウトパフォームしていくことになります。

個人投資家の間で長期投資について、「インデックス派」と「アクティブ派」に分かれて、宗教論争のようなことが続いています。教科書的に言えば、コストが安いことはメリットがあり、「資産運用の勝者はストックピッカーよりマーケットアロケーションだ」と書いてあります。だったら、インデックス投資でいいじゃないかということになります。

しかし、「日経平均株価(日経225)」は、その名の通り、平均的な株価指数ですかというと、全然違います。平均的だったら、1銘柄あたり225分の1なので、0.445%の寄与度のはずなのに、ファーストリテイリングが7%、ソフトバンクが5%、ファナックが4%など、上位10柄で3分の1くらいの寄与度になっています。上位24銘柄くらいで半分くらいを占めるのです。全然平均的ではないですね。

TOPIXは、トップ10の寄与度が米国のS&P500の寄与度と同じくらいになっていてよくできていると思えるのですが、どういう会社が上位に入っているかよく見ると、結構なオールドエコノミーだったりしますね。S&P500のトップ10には、アップル、グーグル、アマゾンなど、今をときめく企業で占められていることと比較すると、大きく見劣りしませんか?

アメリカ人がインデックスに投資することは、とても合理的です。そこに成長があるからです。日本の場合、そこに成長はありますか?アメリカの株価と日本の株価に差があるのは、日米の経済状況の差とばかりとはいえません。インデックス投資は否定しませんが、何がインデックスなのかということを、きちんと理解して投資するようにした方がいいと思います。

私が2018年に20代でインデックス投資を始めるきっかけとなった書籍:

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