90s生まれミレニアル世代のメモ帳/備忘録

アメリカ東海岸の片隅から、読んだ記事や本で気になった箇所をメモするブログ。

食道がんと闘病中の山崎元氏が語る: 生命保険、がん保険はいらない

「がん保険はいらない」闘病中の山崎元が”生命保険の闇”を暴く。ステージ4で余命宣告も…食道がんとの付き合い方を語る【ホリエモン】 - YouTube

私が家計の見直しや資産運用を始めるきっかけとなった本『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』の著者である山崎元さんは、2022年7月でした。喉の具合が悪くなり検査したところ、ステージ3の食道がんを患う。

幸い、治療と手術で治せると見込まれるステージ3の状態であり、抗がん剤治療のために2度入院し、その後に手術で切除という現在の標準的な治療を経験。

山崎さんは以前から「がん保険なんていらない」と訴えていた

今回ご自身が癌になっても、その考えに変化はないとのこと。

山崎 まったくありません。むしろ、自信を深めました。今回かかった費用は、抗がん剤治療のための2回の入院と、手術のための入院の合計で約205万円でした。ただし、そのうちの約160万円は、いわゆる差額ベッド代です。

 執筆やオンライン会議といった仕事のため、健康保険が適用されない個室での入院を選びましたが、これは私の贅沢によるものです。相部屋だったら、一泊数千円です。

 差額ベッド以外の費用は、かなりの割合が公的な健康保険でカバーされたので、自腹による負担を計算すると、わずか十数万円でした。日本の健康保険の保障は非常に手厚く、国民健康保険にしか加入できないフリーランスの方でも、高額療養費制度によって自己負担は数十万円に抑えることができるはずです。

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この金額なら「がん保険」に入らなくても、預金で賄える

山崎氏:保険料を毎月払うよりも、預金なり積立投資なりで蓄えたほうが合理的です。資産形成に早くから取り組むといい。そもそも保険という商品は、最終的に保険会社が儲かるように設計されているので、ほとんどの加入者は損をするに決まっています。

 確率を計算する必要すらありません。がんにかかった「事後」では「保険に入っておいたら得だった」事態があり得ますが、加入を検討する「事前」の段階では、がん保険の加入は常に損であり、貯金で対応できる程度のリスクに保険を使うのは愚かです。この「事前」と「事後」の区別ができない人は、おカネの意志決定を何度も間違えるカモであり続けるでしょう。

山崎氏の息子さんが普通のサラリーマンになったら、インデックス投資を勧める

山崎 その場合でも、労働だけで稼ぐより有利なので、何らかの形で株式を持つことを勧めています。もっとも効率がいいのは、全世界株式連動型のインデックスファンドに投資することです。これだけ覚えておけば十分です。

山崎元氏の著書