Yahooの記事『日本人の7割以上が「何かに不安」だが、心配するだけムダっぽい(遠藤司) - 個人 - Yahoo!ニュース』を見たとき、上記の本を読んだことを思い出しました。
心配ごとの97%がムダ
シンシナティ大学のロバート・リーヒは『不安な心の癒し方』のなかで、心配ごとのほとんどは杞憂に過ぎないことを明らかにしている。
アメリカでは37%の人が、毎日のように不安を感じている。これらの心配性の人に対し、何が心配なのか、この先何が起こるのかについて、二週間記録してもらう。すると、心配ごとの85%において、実際には「よいこと」が起こった。さらには、悪いことが生じた残りの15%の場合でも、そのうち79%は、予想よりもよい結果につながった。
計算すると、なんと97%もの心配ごとが、とり越し苦労だったことになる。それなのに心配性の人たちは、なにか事が起きたときにはネガティブなことばかり考え、マイナスの情報を集めてしまう。こうして、ますます不安に陥っていくのである。
実際に問題が生じたときでも、他者の手を借りればどうにか解決できるはずだ。なぜなら、問題に直面した人の多くは、解決のために様々な人と連携して、致命的な事態にはならないよう調整するからである。だとすれば、大変なことが起きるかもしれないと気に病んでいても仕方ない。それよりも、もっと意味のあること、生産的なことについて考えるよう努め、成長することを目指したほうがよい。
不安から逃れるには、実際に行動することだ。行動することで、徐々に事実関係が明らかになり、対処法もまたわかってくる。かくして、漠然とした不安にも、どうにか対応できるだろうと思うようになる。自信が生まれてくるのである。
ビビっていても、なにも始まらない。まずは今日、いますぐに、小さな一歩をふみ出そう。行動し続けてさえいれば、この世の中、何とかなるものである。