Source: https://manelite.jp/thomas-piketty/#gr
■ 経済成長率(g)<資本収益率(r)
■ 資産運用をしている人と、給料収入を生活費に充てているのみの人とでは時間と共に保有資産に大きな差が生じる
■ 日本のような人口が減少する国は格差が拡大する
■ ピケティは富裕層の収入ではなく資産に課税し中間層以下を救うための所得減税を提唱
たとえ年収1,000万円の高給サラリーマンでも、上記の表を参考に、成長率が2%程度で成長として、1,020万円にしかなりません。一方で、1,000万円を持っている人は1,000万円の資産を5%程度で運用すると1,050万円になります。
双方の伸び率が大きく異なることがわかります。ここで例として出している5%と2%の差は大きな差です。あのアインシュタインが人類最大の発明とした「複利効果」を考えてみると想像以上に大きな差であることがわかります。
20年スパンで考えると、1000万円を2%で回すと、1500万円程度までしか増加せず、5%だと約2500万円まで増加します。1000万円の差が出るのです。
資産を持つ人と、毎月受給する給料を生活費のみに使ったり、浪費したりしている人とでは、どんどん資産総額に差が出てしまうのです。