晴山先生が自身の著書『ベストセラー英語本は語る』で英語学習本ベストセラー23冊の本を分析した結果、私が得た「英語学習のコツ」は、次の5項目にまとめることができる。
- 学習の抵抗感をなくす。
- 音読と暗誦を繰り返す。
- リスニングを他の三技能に先んじる。
- 継続が不可欠。
- まず磐石の基礎を築くことが肝要。
こうして書くと、「それだけのことか」という印象を持たれるかもしれない。では、これらを逆の言い方にしてご覧に入れよう。
- 英語に抵抗感を持っていたら、学習は続かない。
- 体を使わない英語学習は身につかない。
- 音の伴わない英語は、使いものにならない。
- 一朝一夕に英語力がつくというのは幻想に過ぎない。
- 基礎を手抜きすると、どんなに勉強をしても砂上の楼閣になりかねない。
いかがだろう、この否定形のほうが説得力を持つのではなかろうか。これにもう一項目付け加えるなら、「文法も大事だ!」であろう。同時通訳者として名高い國弘正雄氏や村松増美氏の言い方を踏襲すると、「きちんと文法を学ばないと、いくら話せるようになってもブロークンのまま」である。
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Source:第1回 ベストセラー英語本は語る~ 最初の課題は「学習への抵抗感」なのだ (2ページ目):日経ビジネスオンライン