90s生まれミレニアル世代のメモ帳/備忘録

アメリカ東海岸の片隅から、読んだ記事や本で気になった箇所をメモするブログ。

企業の体質改善は株高の必要条件でしかない。十分条件は日本の将来に賭けていいという確信が持てるかだ

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日本株、負のバブルは正常化へ」 武者陵司氏:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB28COZ0Y4A220C2000000/
ただ、企業の体質改善は株高の必要条件でしかない。十分条件は日本の将来に賭けていいという確信が持てるかだ。過去10年持てなかった確信を生んだのが米中対立だ。米国は半導体など最先端ハイテク製品の供給網を自由主義陣営に求め、衰退したとはいえ産業基盤が残っている日本が選ばれた。(日本経済に特需をもたらした)朝鮮戦争の時以上の覇権争いだ。日本での半導体投資、株高は全てここから始まっている
日本経済は米国に次ぐ明るいものになる。日本経済の停滞は人口減の問題ではない。欲望が圧迫されて貯蓄が遊んでいるだけだ。うまくマッチングすれば好循環が起きる。起点は円安で貿易財の競争力が高まり、日本人の賃金が上がることだ。移動のコストが著しく低下したいま、観光産業も貿易財だ。インバウンド(訪日客需要)は地域経済に巨大な効果をもたらす。ものすごい好循環が起きることは間違いない