90s生まれミレニアル世代のメモ帳/備忘録

アメリカ東海岸の片隅から、読んだ記事や本で気になった箇所をメモするブログ。

公的医療保険「高額療養費制度」白血病による90日間の入院・治療費の自己負担は22万円


「高額療養費制度」の存在である。公的医療保険に加入していれば(日本人であれば全員加入しているはず)、どれだけ医療費がかかっても自身は一定割合までしか負担しなくてもいい制度だ。だから自分が払えないような金額にはならないだろうと想定していた。

マネーのまなびの水先案内人 追悼・大江英樹氏の遺稿:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB12B9F0S4A110C2000000/

ご参考までに今回の筆者のケースをご紹介しておこう。入院したのが昨年8月末で、退院が11月中頃だから、約90日間の入院だ。病院に払った全ての費用は約72万円。写真(注:この写真は本記事に不掲載)には61万円とあるが、入院の時に預り金として10万円ほど払い込んでいるので合計は72万円だ。このうち個室料が約50万円なので、純然たる治療費を負担したのは約22万円ということになる。

個室に入ったのは、全く私の都合。たまに電話やzoomで連絡をしたりするので、ほかの人に迷惑がかかるし、何よりも筆者はマイペースで仕事をするタイプなので個室でないとだめだが、そうでない普通の人にとっては、個室は不要という人の方が多いだろう。

結局、高額療養費制度のおかげで3カ月間の毎月の負担は、平均してならすと7万円ちょっとということになる。想定通りだ。筆者は、医療や介護の費用は預金や有価証券などの金融資産の中から使うポリシーなので生活資金である年金には影響はない。3カ月入院して22万円の費用負担であれば、おそらく誰でもそれぐらいの貯えはあるだろう。

safariman.hatenadiary.com

やたら病気に対する恐怖でたくさんのお金を貯めこんで、使わないようにする必要はあまりないだろう。何しろ我々は最強の保険である「公的医療保険」に入っているのだから。最低限200万〜300万円くらいの預金があれば、よほど特殊なケースでない限り、それほど心配することはない。