90s生まれミレニアル世代のメモ帳/備忘録

アメリカ東海岸の片隅から、読んだ記事や本で気になった箇所をメモするブログ。

東京都足立区 8歳で英検1級に合格 父の広志さん(45)の仕事で、5歳だった2020年から3年間、米国で暮らした

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https://www.asahi.com/sp/articles/ASS1B3VL4S14UTIL00C.html

合格したのは、石倉大河さん(8)。父の広志さん(45)の仕事で、5歳だった2020年から3年間、米国で暮らした。協会によると、英検1級には「大学上級程度」の英語力が必要で、社会生活から医療、科学、政治、ビジネス、歴史など幅広い話題から出題される。担当者は「大人が日本語で議論するのも難しい内容が問われ、非常に難易度が高い。帰国子女だからといって必ず受かるものではない」と話す。

 幼いながらも米国生活をしっかり「アドバンテージ」にできたのは、「友達と話したい」という気持ちからだという。

 一家が住んだのは首都ワシントン近郊のメリーランド州ベセスダ市。広志さんと母の恭子さん(42)は「少しでも現地の生活で英語を吸収してほしい」と、息子を現地の公立学校に通わせることにした。

 渡米1年目は、コロナ禍のまっただ中。学校の授業は全てオンラインだった。大河さんは初め、英語が全く話せず、画面越しでは友達もできなかった。「だけど、もっと英語を勉強して知らない人とたくさん話したいと思った」

https://www.yomiuri.co.jp/local/tokyo23/news/20240111-OYTNT50250/


↓読売新聞オンラインより引用

足立区の小学3年生石倉大河君(8)が、難関で知られる日本英語検定協会が実施する「実用英語技能検定(英検)」の1級に合格した。合格通知を手にし、「とてもうれしい」と喜んでいる大河君の将来の夢は、語学力が不可欠な宇宙飛行士だ。(畑武尊)

 英検は1~5級の7段階に分かれ、1級は最も難しい。文部科学省は、英語担当教員に2番目の難易度となる「準1級」の取得を勧めており、1級はそれより高いレベルとなる。英検協会は「合格者の年齢は公表していないが、小学生の1級は相当珍しい」とする。

 八王子市で生まれ育った大河君は5歳だった2020年6月、父親の広志さん(45)の仕事の都合で、米メリーランド州に引っ越した。現地人が通う学校の幼稚園クラスで学び始めたが、当時はコロナ禍で通園できず、授業はすべてオンラインだった。渡米前はほとんど話せなかった英語での授業の上、友だちもなかなかできない日々を送っていたという。広志さんは「コミュニケーションが取れないことがつらかったのか、泣いていることも多かった」と語る。

 「友だちを100人つくるのに、必要なのは英語力」と考えた大河君。そのために授業で積極的に発言しようと、「1日に3回は挙手する」という「マイルール」を作った。教師に当てられて、答えることを繰り返していくうちにみるみる英語が上達した。

 渡米してから約2年半の22年11月に英検2級を取得し、23年2月には準1級にも合格した。帰国後の23年6月に1級に挑戦したが、高い英語力だけでなく、芸術や歴史、政治やビジネスといった幅広い知識も必要とされるため、1次試験を突破できなかった。大河君は「作文が難しかった」と振り返る。

 英単語の例文を1日に100文以上覚える猛勉強に加え、わからない言葉や事柄が出てくると、音声で回答するスピーカー型のAI(人工知能)に「何か教えて」と英語で質問したり、電子辞書を引いたりして知識も蓄えた。

 2回目の1級挑戦となった同年10月、1次試験を通過。翌月の2次試験は英語での面接で、五つのトピックから自身で選んでスピーチし、質問を受ける。大河君が選択したのは「世界は平和になるか、ならないか」だった。世界で続発するテロや貧困の問題を挙げ、平和の実現は難しいと述べた。「緊張したけど、よく答えられた」と語った通り、難関を突破した。

 次の検定での目標は、漢字検定の5級(小学校卒業程度)だという。将来について大河君は、「人間が地球以外に住めるようにしたい。宇宙飛行士になって火星に行きたい」と目を輝かせた。