90s生まれミレニアル世代のメモ帳/備忘録

アメリカ東海岸の片隅から、読んだ記事や本で気になった箇所をメモするブログ。

「英語は0歳から始めてほしい」- 2人のバイリンガル育てた専門家の視点

 たとえ、私のように中学生のときに英語と出会い、英語が大好きになったとしても、そこからの英語学習には多大な苦労を伴います。「外国語ができるようになること」は、想像以上に労力と時間がかかるもの。

自分も妻も語学学習の臨界点を超えてから語学の勉強を始めたので膨大な時間を要したことになります。アメリカ在住で帰国子女の方の英語を聞く機会があるのですが、やはり敵わないなと思います...

赤ちゃんは語学の天才。でもどうやってマスターするのか?(TED)

「英語は0歳から始めてほしい」というのは、子どもの柔軟性だけが理由ではありません。純粋に、小さい子どものほうが、語学習得の適性があると感じるからです。「語学力の伸びは、若い人にはかなわない」という感覚は、何となく皆さんがお持ちだと思います。

2人の子どもをバイリンガルに育てましたが、英語で毎日語りかけをしたわけでも、インターナショナルスクールに行かせたわけでも、小さい頃から英語の多読をさせたわけでもありません。ただ英語で親子遊びをして、英語の動画を見せて育てました。

そんな2人に、どうしてもかなわないのが「リスニング」です。私だってTOEICのリスニングは満点ですし、英語の中でリスニングがとくに苦手なわけでもありません。でも、私の場合、リスニングをするときには「英語を聞くぞ」というモードになる必要がありますし、飛行機の中で見る映画も、内容によっては字幕なしでは厳しく感じます。でも子どもたちは、まったく何の問題もなく英語を聞き取ることができます。こればかりは、本当にうらやましいです。英語に関して、私と子どもたちで決定的に違うことは「幼児期に英語を聞いているかどうか」なのです。

TEDで有名になったパトリシア・クール博士は、このように言っています。「生まれたての子どもは、6~8カ月時点では、どんな言語の音も聞き取ることができる。しかし、この臨界点を過ぎると、子どもはその能力を失い、自分の周りで話される言語の音を吸収するようになる」と。TEDでは「赤ちゃんは語学の天才」(The linguistic genius of babies)というタイトルで掲載されていますので、ぜひ動画をご覧になってください。

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子供には同じ苦労をしてほしくない、アメリカで活躍している移民の子供のようにバイリンガルになって欲しいと思い、0歳時から家でできることを実践しております。そして、0歳10-12ヶ月までが勝負というようなデータがあるので焦っております...

家で何をするべきか?

  • まずは目標として、日本語の3分の1でいいので毎日の生活に英語を取り入れる
  • 英語のアニメ、音楽、絵本など、良質なコンテンツはすでに世の中にたくさんありますから、こうしたコンテンツを使って、子どもと一緒に遊んでください
  • わが子とふれあい、今しかないわが子との時間を楽しみながら、そこに少し英語を足してあげる――。そうすることで、時間的・経済的な負担なく、子どもに「英語の種まき」をしてあげるのです。
  • クール博士がTEDで紹介した実験結果からもわかるように、たとえ毎日でなくても、少しの時間でも、外国語で遊ぶことによって、子どもはもともと持っている聞き取り能力を失わずに済むのです

詳しくは下記書籍で解説されております。