第24話。第四巻『定額制夫の「こづかい万歳」 月額2万千円の金欠ライフ(4) (モーニングコミックス)』で全編見れます。
こづかい万歳第24話より引用。
私がこの漫画と出会ったきっかけとなった記事から引用。
私は自宅の仕事環境を整え、コーヒーメーカーをフル活用し、子どもたちに会議中は静かにするようにお願いした。
キーボードとマウスを新調し、本棚を買った。
「惰性で消費していたスタバ」は、「コーヒーメーカー」に。
「とりあえずお腹が空いたので入っていたラーメン店」は、「インスタントラーメン」に。
「便利だと思っていたコワーキングスペース」は、「自宅の小さな机」に。
「子どもたちが喜ぶので買って帰ったケーキ」は、「お取り寄せスイーツ」に。
「1ヶ月に1回程度は行っていた釣り船」は「オンラインゲームとYoutube」に。
「居酒屋」は「家飲み」に。
そうしてすでに「コロナウイルスに適応したライフスタイル」が続いて半年近く。
現在ではついに、「外に出ない・移動しない・消費しない生活スタイル」が、ある程度確立した。
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ストレスが溜まってしょうがない、というかたもいるかも知れない。
だが、人の適応力はなかなかのものである。
実は、今ではほぼ不満はない。
消費のスタイルは「外」から「自宅」にすっかり取って代わり、すでに違和感はないどころか、それなりの楽しみを見出している。
コーヒーは家で淹れるとうまい。
ゲームをやりながら食べるインスタントラーメンは、蠱惑的な味がする。
自宅の机は好きなだけカスタマイズできるので、すでに秘密基地の様相だ。
お取り寄せスイーツは全国の有名店のものを、しかも安く手にれることができる。
オンラインゲームをやれば、遠い昔に友達の家に集まってやったファミコンの興奮を思い出す。
家飲みはすぐに寝床に入れるし、つまみは鶏肉屋でレバーを買ってきて、自分で作ったほうがうまい。
ミーティングはリアルで会うよりも「zoom」のほうが資料を共有しやすく、盛り上がるので、大好きである。
あー、何気なく幸せかもしれない。
要は、慣れてしまえば「それなりの楽しみ」はどこにでも見つかるし、
別に惨めな思いをしているとも思えない。
最近、愛している漫画が「こづかい万歳」なのもそのためかも知れない。
「こづかい2万円はディストピア」という人もいるが、私は「やりくりの楽しさ」「適応する喜び」を突き詰めると、こうなるのだろうなと思う。