調査対象は113カ国・地域で、首位オランダ、2位シンガポール、3位オーストリアの順だった。トップ10の大半は欧州勢で占められ、日本は英語力が韓国やベトナム、中国などを下回り、アジア23カ国・地域でも15位と振るわなかった。
同社のテストを受けた世界約220万人のデータに基づいた23年の平均英語能力指数は493だが、日本の指数は457(最高は800)。前年に比べ18ポイント下がり、世界順位を七つ落とした。日本は11年の調査結果発表以来、ほぼ毎年順位の下落が続く。
年代別では18〜25歳の英語力が中高年世代に比べ、大きく落ち込んだ。同社は新型コロナウイルス感染症の感染拡大が海外留学や国際交流などを妨げ、英語力の低下を招いたとみている。日本の地域別の指数は関東が483と最高。関西、東北、北海道が続いた。最低の中国地方は428だった。〔共同〕