90s生まれミレニアル世代のメモ帳/備忘録

アメリカ東海岸の片隅から、読んだ記事や本で気になった箇所をメモするブログ。

TOEIC990満点、マサチューセッツ工科大学でMBA取得したエリート商社マンの英語の発音が通じない?

なぜ、日本人は英語を聞けないし話せないのか? 元エリート商社マンが導き出した結論とは | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン』という面白い記事を発見したのでメモ。

「私は、英語が本当に好きで、ありとあらゆる教材をやり込み、たくさんの英会話スクールにも通いました。TOEICは早々に満点を取り、GMATではネイティブよりも高得点を出し、マサチューセッツ工科大学MBAを取得しました。しかし驚いたのは、留学中にタクシーに乗って、当時住んでいた“Third Street”に帰ろうにも私の発音がドライバーに理解されず、なかなか家に帰れなかったのです……」

私自身、大学生の時に英語耳という本に出会って、自分で発音できない音は聞きとれないらしいということを知り、ひたすら英語の発音を勉強しました。毎日、英語の発音の規則を練習して正しい発音ができるようになると、TOEICのリスニングの点数が伸びました。(満点ではなかったですが)。平行して音読や瞬間英作文をやっていたので英語の基礎力もついていたと思いましたが、自分で発音できるようになると驚くほど聞き取り能力が上がります。今まで聞き取れなかった音のつながりや自分にとって不明瞭に聞こえていた部分が鮮明になりました。

www.youtube.com

十数年間、市場にある英語教育をほぼやり尽くした自分が家にすらたどり着けないのはどういうことか。市場にあるアプローチは、何か根本的なものが欠けているのではないか。長期間勉強をし続けた自分がこの程度では、後に続く日本人も英語に困ってしまう。

就職してからは英語を使う機会がありましたが、米国に来て本格的に発音を矯正しようとELSAというアプリに課金し毎日英語の発音を磨いております。半年くらい続けてだいぶマシになりました。

英語と日本語は、言語として大きく異なるにも関わらず、私たち日本人は、日本語で英語を話そうとしてしまう。ここに大きな問題があると是枝は指摘する。

「例えば、英語には日本語にはない音がたくさん存在しますが、私たちはそれらを学ばずに、乱暴にもカタカナで代替を掛けています。「th」という音ひとつ取っても、これはカタカナの「サシスセソ」で代替され、それによって、日本人の「think(思う)」は、ネイティブには「sink(流し台)」と聞こえています。これは氷山の一角です。私たちは、平気で、英語に日本語をもち込んでしまっているので、英語が話せない、聞けないのです」

私自身も小さいころに英語の発音規則であるフォニックスを学んでおけば、どんだけ楽だったのろうと思っておりますので、自分の子供には0歳から英語の音を聞かせております。

習得しなくてはならない新しいスキルとは

是枝曰く、日本人が、英語で、英語を話す・聞くために獲得しなければならないスキルとは、“発音”、“リズム”、“英語思考”の3つだという。

「まずは“発音”です。「th」、「f」、「r」のように、英語には日本語にはない音がたくさん存在します。それを知らないとカタカナで代替せざるを得なくなりますが、それでは通じませんし、聞き取りもできません。英語独自の音を新たに習得する必要があります。

次にリズム。英語と日本語は、言語学的に、リズムの構造が異なります。詳細な説明は割愛しますが、日本語のリズムで英語を話すとブツ切れの英語になり、ネイティブには理解が難しくなります。また日本語のリズムで英語を聞き取ろうとしても、ついていけずに聞き漏れが多くなります。新たに英語のリズムを学ぶ必要があります。

発音とリズムを自分で学ぶには、英語耳とELSAを毎日地道に続けるしかないような気がします。

www.youtube.com

最後に英語思考。日本人は、日常生活のほとんどを日本語で済ませられる環境にいますので、英語を話すときにも、まず無意識に日本語をつくり、翻訳して英語をつくってしまいます。ですが、翻訳という工程を入れると自然な会話のスピードにはついていけませんので、頭の中にある概念や思考を直接英語化する回路を開拓・強化する必要があります」

新しいスキルの正しい習得方法とは

ただ、これら新しいスキルは、単に知識として知っただけでは意味がないと是枝は言う。スポーツの技術を習得するかの如く、無意識に使えるようになるまで、ネイティブと繰り返し練習を行うことがポイントだ。そのためにEnglish for Everyoneでは、対面、オンラインの組み合わせで、毎日、ネイティブ講師とトレーニングができる仕組みを構築している。

「英語の発音やリズムは、日本語での日常生活には存在しないものです。普通に生活をしていて、勝手に上手になるということはなく、トレーニングが必要です。しかも、これらを知識に留めていてはだめです。言葉ですので、無意識に使えるようになるまで、何度も繰り返し練習して、体で覚えることが大事です。このプロセスは、ちょうどスポーツや楽器の技術習得に似ていると言えます。野球のバッティングフォームを覚えるには、フォームを学んでから、何度も自分で素振りをして体に刻み込ませますが、英語もその要領でやるというわけです。ただ、一人で練習してしまうと間違ったクセが付いてしまうので、ネイティブと一緒に行うことが重要です」

そして、繰り返しのトレーニングを経て、体で覚えたスキルは一生モノだ。

「繰り返し練習して、体で覚えた英語のスキルは一生使えます。子どものころに自転車の乗り方を覚えて、10-20年後、一切自転車に乗っていなくてもいつでも乗れるというのと同じです。これは、獲得したスキルが、“手続き記憶”と呼ばれる長期記憶で保持されているためですが、当社では、英語をこのような一生活用可能な手続き記憶として保持できるようプログラムを組んでいます。しかも、オンラインを活用することでコストを抑え、市場にあるスクールの1/5程度の適正価格を実現させています」

ほとんどの日本人は英語をどう学べばよいかを知らないが、自分の英語が正しくないことは知っている。だから、できれば話したくないと思っているだろう。しかし、ビジネスの現場では、英語を話したり、聞いたりする場面から逃げられないことも多く、恥ずかしい思いや悔しい思いをしている人も多い。

「是非、その恥ずかしい思い、悔しい思いをエネルギーに変えて、当社のプログラムを試してみてください。いままでの試行錯誤がウソのように、一直線に英語を話せる・聞けるようになります。みんなでうまくなって、『あれ? 日本人ってこんなに英語が上手だったっけ?』と世界中の人たちを驚かしてやりましょう」

www.youtube.com