90s生まれミレニアル世代のメモ帳/備忘録

アメリカ東海岸の片隅から、読んだ記事や本で気になった箇所をメモするブログ。

家メシ: きちんと取った天然だしの味は、脂の乗ったおいしい肉にも負けない満足感や幸福感を与えてくれます。

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やっぱり「家めしこそ最高のごちそう」だ:日本経済新聞
https://style.nikkei.com/article/DGXNASFK1602N_W4A610C1000000/

野菜中心の薄味の食を志向するようになりました。素材の味を生かした、シンプルで健康的な料理を毎日食べるには、自分で料理するのが一番だなと。

【冨】 よく分かります。僕は、総菜販売の会社や食品メーカーで製造や商品開発に携わってきましたが、総菜や加工食品は一口食べておいしいと感じさせるために、どうしても濃い味つけになってしまう。

【佐】 そういう強い味は後を引くから、食べ過ぎちゃうんだよね。

【冨】 総菜が濃い味つけになるのは、調理してから食べてもらうまでに時間がかかるため、「食感」や「香り」が損なわれてしまうから。つまり、作ってすぐに食べる家のごはんは、食感や薬味などの香りでアクセントをつけ、薄味でも十分においしいと感じられる料理にできる。自分にとってちょうどいい分量、塩分、栄養が取れるようコントロールできるんです。

 

料理の世界の常識でも、不必要だと思ったらどんどん省くのもコツ。週末だけ気合を入れて作る「男の料理」と違って毎日の家めしは、面倒な手順があると絶対に続かない。

【冨】 逆に、これだけは手を抜かないということは何ですか。

【佐】 だしですね。昆布とかつおぶしで取っています。冨田さんは。

【冨】 僕も全く同じ。だしです。きちんと取った天然だしの味は、脂の乗ったおいしい肉にも負けない満足感や幸福感を与えてくれます。

【編集部】 だしを取るかつおぶしにこだわりはありますか。

【冨】 スーパーなどで売っているごく普通のものですよ。実は、削り器で削っていたこともありましたが、1週間で挫折しました(笑)。

【佐】 あまりこだわりすぎないのが現代の「家めし」ですからね。ほかにこだわっているのは、玄米を買って家で精米して炊くこと。