90s生まれミレニアル世代のメモ帳/備忘録

アメリカ東海岸の片隅から、読んだ記事や本で気になった箇所をメモするブログ。

薄毛、ハゲ対策に有効な食事

アメリカに住んでいて気付いたことの一つに、メキシコ系(ヒスパニック)の方々は年齢に関係なく髪がフサフサな印象があるということでした。上記のような書籍も発売されているし間違っていない印象なのかなと思いますが、何か秘密があるのかと思い少し調べてみました。

Hispanic Mens Hairstyles - The Latest Trend of Hairstyle 2017

上記のようなイメージです。

メキシコ人はすごいなあと思う。
 私はメキシコ人のツルッパゲを見たことがない。額の広がったメキシコ人なら何人も知っているが、所謂ハゲとまで言えるメキシコ人はどれぐらいいるのだろう。世界の平均と比べるとかなり少ないのではないだろうか。白人と黒人は私たちアジア人と同じぐらいのハゲ率である。しかしメキシコ人は、いや、もっと正確に言うならば先住民インディヘナとスペイン人のメスティソ(混血民族)は本当にハゲが少ないのだ。世界一低い自殺率と何らかの関係があるのだろうか。つまりメキシコ人はハゲないし、自らは死なないのである。これはいったいどういうことなのだろう。国民の所得はおしなべて低く、アメリカからはあれだけひどい待遇を受けながら、それでもいつも笑っている。ストレスを吹き飛ばしている。ハゲも吹き飛ばしている。その秘密は何なのか。だからこそ私たちはメキシコに伝わる四つの宝を探しにきたわけだが・・・いや、反省、反省。自分の薄ら頭のことはどうでもよい。今はハゲよりも何よりも、まずはタリア一家に食べさせるものだ。
 うーん、とうなり声をあげ、ハゲ一直線の額を掻きながら私は灰色の空を見上げる。

下記、表では別にメキシコは特にランキングが低いわけではないようですが、上記本文に書かれているようにメスティソ(混血民族)はハゲないのでしょうか...

Source - 薄毛はどの国に多い? 世界毛髪マップ|エンタメ!|NIKKEI STYLE

いろいろ調べていくうちに食事と関係しているのでは?という記事を見つけました。

ストレスとインゲン豆

逆に世界でいちばん自殺しない国はメキシコ。
メキシコというと日本よりも過酷な生活を余儀なくされている国というイメージもあって、自殺率も高そうだが、10万人に3.1人しか自殺しない。(日本 は25.1人)

そのなぞだが、食事だった。

メキシコ人は豆類(とくにインゲン豆)を世界一食べる国民とのこと。

インゲン豆 (@ingenmame68) | Twitterf:id:yougaku-eigo:20200908054551p:plain

トマト、トウガラシ

その4つの宝とは、メキシコ人が好む「トマト」、「トウガラシ」、「インゲン豆」そして「自分を信じる気持ち」。これらが「ハゲない、死なない」ための宝だとされています。

まず1つ目に、トマトにはフィトケミカルリコピンが含まれ、抗酸化力があり若返り効果がある。2つ目のトウガラシは、含有成分のカプサイシンが痛覚を刺激し、それが脳に伝わって体内鎮痛用のエンドルフィンを分泌させる。そしてこれが逆に体に快感を与え、心のうつさえも和らげ、4つ目の「自分を信じる気持ち」にも繋がるとのこと。

3つ目のインゲン豆については、食物繊維の摂取に繋がり、それを多く摂るメキシコは自殺率が低いのだそうです。

食物繊維の摂取が少ない国は「便秘国家」となり、おしなべて自殺大国になると言います。食物繊維は腸内細菌のエサとなり、腸内細菌を増やしてNK細胞を活性化し、「生きる力」が増強される。結果的に「メキシコ人はハゲないし、死なない」というわけです。

Source - メキシコ人はハゲない!?その秘訣とは。 | サンプライズ公式ブログ

抗酸化材がカギ

IGF-1育毛サプリメントとの共通点

この本の内容は、「IGF-1育毛理論」をもとにした育毛サプリメントの原材料や効用のメカニズムに類似していて驚きです。まず原材料は「トウガラシ」と、インゲン豆と同じ豆類の「大豆イソフラボン」、そして「抗酸化力があり、食物繊維を豊富に含むキングアガリクス」だということ。

カニズムは、トウガラシに含まれるカプサイシン大豆イソフラボンが知覚神経を刺激し、若返りの因子IGF-1を増やします(キングアガリクスIGF-1を増やします)。IGF-1が増えると、育毛効果だけでなく、NK細胞の活性化により免疫力が増強され、多くの健康効果とアンチエイジング効果が発揮されるというわけです。

上記表で薄毛ランキング一位のチェコは肉ばかり食べている

あるとき近所のレストランで、サルサワカモレ(アボカド・ディップ)と、山のように運ばれてくるインゲンマメを見ていて、「あれ?」と思った。もしかしたら、食べるものと精神は関係してるんじゃないだろうかと。それで、調べてみたら、びっくりした。メキシコ人は豆、特にインゲンマメをたくさん食べます。一方で、豆からタンパク質をとらない、つまりほとんど肉しか食べないチェコハンガリーなどは自殺大国だったんです。自殺率と豆の摂取量が反比例することを発見したとき、あまりの符合ぶりに鳥肌が立ってしまいました。
 では、メキシコ料理のトマトにはどんな効用があるのか。トウガラシはどのようにストレスを発散させるのか。そんなことから本を書くための調査が始まりました。

■色を食べるメキシコ人


  メキシコ人は毎日大量にトマトを食べます。トマトにはリコピンという色素があって、これが肝臓によく働き、体内の活性酸素をやっつけることが最近わかってきました。人間は、動脈硬化やガンを引き起こすといわれる活性酸素と戦うために、色素をとる必要がある。たとえばハンバーガーとコカコーラ。この中に色素がどれだけ入っているでしょうか。メキシコ人はとても貧乏だけれど、大変色鮮やかな食事を好みます。
 色は、この世に存在するいろいろなものとつながっていくことの象徴ではないでしょうか。花に色がないとハチはとまらないし、子孫を残すことができません。そう考えると、色を味わい、楽しみ、身につけることが、自然に生きる生き物にとって、どれだけ大切なのかがわかる気がします。
 トマトは、インディオアンデス山脈の北で見つけて持ち帰り、メキシコで栽培されて今の形になりました。それが、紀元前1000年とも言われています。
 1500年代に入って、スペイン艦隊がキューバとハイチにやってきます。そしてアステカ王国が滅ぼされ、トマトはスペインの宮廷の植物園に運ばれました。毒草と似ているというので、その後200年は口にする人がいませんでした。ヨーロッパで食されるようになったのは、18世紀のイタリアの飢饉。そしてフランスへ、新大陸へと広まりました。ちなみに、日本には明治時代にケチャップが入ってきて、カゴメのご先祖さんによってトマト栽培が始まりました。
 こんなふうに、トマトをはじめ、我々が今食べているインゲンマメ、ジャガイモ、カカオ、アボカドといった被子植物は、メキシコから世界に広がったんです。

Source - 著者インタビュー 生きる術はそばにある ーー秋川鉄也