崩れる資産形成の常識 プランの再構築を(澤上篤人): 日本経済新聞
世のファイナンシャルプランナー(FP)たちが学んできた資産形成と管理の方法論にも、抜本的な見直しが迫られている。米国を中心に40年ぶりの金利上昇局面に遭遇している。そうした中、ほとんどのFPが未経験の領域に放り込まれて、対応が分からず右往左往しているのだ。
インデックス商品も低迷
インデックス運用は、すべての銘柄をひとくくりにしているから玉石混交の投資となっている。金利上昇局面では石ころ同然の企業群がどんどん脱落する。当然、インデックスは石ころ銘柄群に足を引っ張られ、長期にわたって低迷することになる。これまでの常識が通用しなくなる時代
これまで株式投資では、コストの低いインデックス運用が一番とされてきた。ところが、今後は金利の上昇が企業経営を揺さぶり、財務力の弱い企業群を振るい落とす。つまり、企業倒産が多発する。
(銘柄組み換え?)