90s生まれミレニアル世代のメモ帳/備忘録

アメリカ東海岸の片隅から、読んだ記事や本で気になった箇所をメモするブログ。

分散が大切なのは通貨そのものではなく、外国資産を持つことだと考えている。どうも多くの人は、「外貨を持つこと」と「外国資産を持つこと」の意味を混同しているようだ。

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分散が大切なのは通貨そのものではなく、外国資産を持つことだと考えている。どうも多くの人は、「外貨を持つこと」と「外国資産を持つこと」の意味を混同しているようだ。

「でも1年前に1ドル=110円ぐらいで買っていたら今回の円安でもうかったじゃないか」という人もいるだろう。もちろんそれはその通りではあるが、それは価格の変動に賭けた単なる為替の投機にすぎない。

■通貨ではなく資産の分散を

これに対して外国株式を保有していたらどうなっていただろう。アメリカの代表的な株価指数であるS&P500の場合、過去10年間で3倍、20年だと4.5倍、そして30年間だと約10倍になっている。個別株で見ても何十倍にもなっている株はたくさんある。長期に外国資産である株式に投資をしていれば、為替が少々円高になろうが円安に振れようがほとんど影響はわずかなものだ。

したがって、リスクを考えて分散するのは通貨ではなく資産なのだ。株式に関して言えば国内株式のみに投資をするのは明らかにリスクであり、広くグローバルに分散投資をすることが必要だろう。これは90年代以降、上げ下げはあっても基本的には低迷を続けてきた日本の株式市場に比べて、アメリカや中国などの株式市場を見ればその違いは明らかだ。

もちろんこれからもそうかということは何とも言えないし、先のことは誰もわからない。だからこそ広く世界中に分散投資をしておく必要があるのだ。

ただし、個別に海外の株式へ投資するということについては情報を集めたり投資判断をしたりするのが難しいと考える人もいるだろう。したがって最も簡単な方法は、世界中の市場の時価総額国内総生産GDP)などの経済規模に合わせた資産配分でインデックス投資を行う上場投資信託ETF)や投資信託を購入することだろう。

今後、世界のどの地域や国が発展するのかを正確に予測するのは困難なのだから、それならいっそのこと世界全体を買えばいいという発想だ。今の時代はそれが1万円ぐらいの金額で購入できる商品がたくさんある。

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