「オマハの賢人」と呼ばれるバフェット氏は、最も賢く、最も倹約家である大富豪の1人だ。世界有数のお金持ちと称される身でありながら、1958年に3万1500ドルで購入した質素な家に今でも住んでいる。
携帯電話は持っておらず、デスクにはコンピューターもない。2009年に出版された伝記『スノーボール ウォーレン・バフェット伝』によれば、かつて自分の車のナンバープレートに「THRIFTY(倹約)」という文字を入れたこともある。25年来の友人ビル・ゲイツ氏がオマハを訪ねてくる時には、バフェット氏自身が空港に車で迎えに行く。
毎朝、マクドナルドのドライブスルーで$3程度の朝食を買っているようです。
バフェット氏はまた、庶民的な食べ物が好きで、ファストフードのバーガーキングや、ソフトクリームショップのデイリークイーン、コカ・コーラなどに出資しているだけでなく、自ら好んで口にしていることでも知られている。1日にコーラを5本飲み、チートスやポテトチップスを食べるのがバフェット流の食生活だ。
バフェット氏は2014年のバークシャー・ハサウェイ株主総会で、資産がいくらあろうとも、自分の生活は変わらないと語っている。
「私はこのうえなく幸せだ。家を6軒や8軒も所有していたら、むしろ状況は悪くなっていただろう。私は必要なものをすべて持っている。これ以上はいらない。一定のレベルに達したら、それ以上は違いはない」