この事実がデータとして提出されたのは「SLEEP2017」。アメリカのオハイオ州で32年以上続く睡眠がテーマのカンファレンスです。
コナー・ヘネガン(Conor Heneghan)博士は全世界のFitbit(睡眠データを計測できるスマートウォッチ)から得られた数百万件の睡眠データを分析し、「7時間以上の睡眠が健康に良い」ことが証明できたことを発表しました。
睡眠のステージは深い睡眠、浅い睡眠、レム睡眠の3種類に分かれます。そして、7時間を境に、睡眠時間全体に占めるレム睡眠の割合は減少します。
なお、最も理想的な睡眠時間は7~8時間で、そのパターンで深い睡眠とレム睡眠の合計時間が睡眠時間全体に占める割合が最も多くなります。脳と身体を休める深い睡眠はレム睡眠と同様に重要です。
それは、6時間以下の睡眠を2週間続けると一睡もしていないのとほぼ変わらない状態まで脳のパフォーマンスが落ちてしまうということ。
この衝撃的なデータは、2003年に米ペンシルバニア大学で行われた実験により導き出されました。その実験とは、睡眠時間6時間のグループと徹夜のグループに注意力や判断力を測るテストを受けさせるというものです。
毎日6時間以下しか寝ていないけどそんな自覚はない、という方もいるでしょう。しかし実験の被験者たちも脳の働きが落ちていくことを必ずしも感じていなかったそうです。つまり、短時間の睡眠は自覚なくしかし着実に脳の働きを低下させていくのです。
From: 「7時間以上の睡眠は身体に良いが、6時間以下の睡眠は徹夜と変わらない」という衝撃の研究結果! | データのじかん
参考図書
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