この方の著書を読みましたが、とても参考になります。銅メダル英語を目指すと書いてありますが、最短で効率的に英語を学ぶのに参考になります。
上記のこの図の中では英検一級は銅メダルに分類されるようです。近年はTOEICで900台を取ってもしゃべれない新入社員が増えているといわれておりますので、実戦力で分類するとこうなるのかもしれません。
ぼくの本職は株式投資。ファンドマネージャという仕事を長年やって来ました。米国系、欧州系の金融機関で長く働き、中近東でも働きました。仕事は、日英のどちらの言葉でも同じようにできるようになりました。投資に関する英語の本を何冊か邦訳しましたこともあります。日本人のビジネスマンとしては英語のうまい部類に入っていると自負しています。
しかし、ここに至るまでの道のりは平たんではありませんでした。
高校生のときに株式投資に出会い、「この世にこんなに楽しいことがあるのか」と思いました。株式投資を生涯の仕事にしようと思い、勉強を続け、投資の本場ウオール街に行って研鑽を積もうと思いました。ウオール街に知り合いがいるわけでもないので、まずはそこに最も近い場所にある学校(ビジネス・スクール)に入学しようと思ったのです。ビジネス・スクールは主に投資を教えるところで、ウオール街に近ければ、実績のある実務者が学校に来て相場を教えているに違いないと思いました。
ぼくの目標は定まりました。しかし、ここで大きな難関がありました。海外留学に不可欠の力――英語力がまるで足りなかったのです。相場について上達する前に、まず英語から始めなくてはなりません。遠い道のりでした。
24歳のときに目標を決め、この瞬間から英語の勉強に力を入れました。けれども、嫌いなことを続けることは、ぼくにとってとても苦痛でした。株をやっているときはあんなに楽しく、いくらやっても飽きないのに。これと比較して、英語を勉強するときは、いたくみじめな気持ちになりました。
ぼくは (1) どうしてこんなにも英語が嫌いなんだろう。 (2) がんばっているのに、どうして英語ができるようにならないんだろう。 (3) そうした中でも「英語の力が伸びた」と感じる瞬間があった。あれは、どういう時だったのだろう。 を考えました。
Source: この連載を読めばしゃべれるようになる:日経ビジネスオンライン
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