『1日10分のぜいたく NHK国際放送が選んだ日本の名作 (双葉文庫)』という短編集の中の「ムシヤシナイ(高田郁:著)」という作品で、父親からの高校受験や教育に対するプレッシャーで精神が病んで、東京から大阪の祖父の元へ逃げてきた孫が「オレ、親父を殺すかもしれない」、「目の前に包丁があると、親父を刺し殺そうな気がして、息が出来ない。いつか自分をコントロールできなくなる。そしたら・・・」と告白していた場面を思い出しました。
「成績が悪くなり、塾に行けずに学校も不登校になった」「死にたいと思うことがある」。品川メンタルクリニック(東京・港)には週に2人は「受験うつ」の小5や小6の児童が訪れる。
統括院長の渡辺真也は「拒食症や不眠症も多い。保護者には一度勉強から距離を置いて落ち着かせるように助言している。まずは健康が何よりも重要だ」と説く。