海外駐在/赴任は自身のキャリアにとって有利になりそうですが、数年後は海外駐在/赴任経験は珍しくなくなる予測も出ているようです。
「超大手といわれる企業群は、社内でグローバル人材を育成し、海外要員として登用するシステムができ上がっていますが、それ以外の多くの企業では、海外への本格展開に当たってグローバル人材の不足に気づき、外部から経験者を調達しようとしています。特に、ベンチャーや中堅企業など、今まで海外事業経験がない企業群が、積極的に採用に動いています。また、大手メーカーの二次請け、三次請けの製造業からのニーズも増えていますね。発注元の現地生産比率がさらに増したことで、『現地に行かないと事業が成り立たない』という状況に陥っているのが背景にあり、海外拠点の立ち上げを担う人材を求めています」
赴任経験者が転職市場に少ない今ならば、経験がなくてもポテンシャルが評価されるケースがあります。最近では地方の中堅メーカーが、海外志向があってTOEIC600点以上の20代を、将来の海外人材候補としてポテンシャル採用するケースが目立っています。この動きに乗るのも一つの選択肢です