90s生まれミレニアル世代のメモ帳/備忘録

アメリカ東海岸の片隅から、読んだ記事や本で気になった箇所をメモするブログ。

メモ:ウォーレン・バフェット氏が妻に「資金の90%をS&P500に投資せよ!」という言葉を残しているReason

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Source: Bussiness Insider Japan

結婚とハネムーンが終わったので本格的に90%近い資産を運用していきます。毎月1000ドル積立目標。

プロでない人はS&P500に投資するように呼びかけています。さらにバフェットは、自分の妻への相続のための信託で次のように述べています。

現金の10%を政府短期債で、残り90%はS&P500のインデックスファンドで運用するよう指示しました(超低コスト投信で知られるバンガード社の投信を勧めます)。こうした方針をとることにより、高額な手数料をとる運用者を抱えている他の投資家よりも、長期では優れた結果を残せると確信します。

まさに、インデックス投資を強力プッシュしていますね。

インデックス投資は「社会の発展」を信じる超高勝率の投資法だ

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答えはとてもシンプルです。にわかにお金の達人になれる、頼りになる唯一の秘訣など、どこにも存在しません。実を言うと、ファイナンスは月並みな方法に従うべきなのです。

なぜかというと、基本的で月並みな方法こそ、大半の人に効果的だからです。ずっとそうでしたし、パーソナルファイナンスのほぼあらゆる側面においてそうなのです。

月並みな戦略がうまくいく

退職資金や手元の資金を有効活用するためにも、ごく普通のやり方に従いましょう。継続的に積み立てて、低コストの投資信託に投資するのです。ファンドマネジャーにお金を払って自分の口座をアクティブ運用してもらうのはやめましょう。市場に勝てる可能性は高くありません。実際、アクティブ運用のパフォーマンスを比較した「S&P Indices Versus Active Fund report(SPIVA)」によれば、2017年までの5年間において、大型株マネジャーの84.23%、中型株マネジャーの85.06%、小型株マネジャーの91.17%が、目標とするベンチマーク指数を下回る運用成績しか残せなかったそうです。

投資期間を15年間に延ばしてみると、その結果はさらに悪くなり、大型株マネジャーの92.33%、中型株マネジャーの94.81%、小型株マネジャーの95.73%が目標を下回りました。パッシブ運用のほうが一般的に見てパフォーマンスがいいだけではなく、そもそも投資にかかるコストが低いのです。なので、かさんだ手数料が、増えた分のリターンを食い尽くすようなことはありません。

金融専門紙『バロンズ』の説明によれば、1つには、アクティブ運用ファンドは「まずいタイミングでアセットクラスの配分を変更する傾向がある」のだそうです(こちらの記事で、その仕組みと理由が説明されています)。一方、個人投資家は市場タイミングを判断するのがどうもうまくありません。ですから、もし確定拠出年金に入っているなら、誰かに判断を任せたり、自ら決断したりする代わりに、自動リバランスを利用して、決断の回数をできるだけ少なくしましょう。ように勧めているそうです。

 

私から管財人へのアドバイスは、これ以上ないくらいシンプルです。それは「現金の10%を短期国債に、90%を低コストのS&P500インデックスファンド(勧めるのはヴァンガードのファンド)に投資すべし」というものです。この方針に従えば、管財人の長期的な運用成績は、年金ファンドであれ、機関投資家個人投資家であれ、高い報酬を払ってファンドマネジャーを雇っている大半の投資家の成績よりも高くなると考えています。

バフェット氏はさらにこう続けています。

個人投資家ならびに機関投資家はともに、助言したり取引を成立させたりすることで利益を得る人々から、もっと積極的に運用するよう、絶えず催促されるでしょう。取引にかかるコストは膨大になりえますし、だいたいにおいて、投資家にとっては何の得にもなりません。よって、彼らのたわごとには耳を貸さず、コストを最小限に抑えましょう。農場で働くかのように、株式に投資するのです。

バフェット氏にとってこれが十分なら、私たちにとってもそうなのではないでしょうか。

お金に関するコンテンツを、時間を割いて読んだことがある方には、この記事の内容はさほど目新しくないでしょう。こうした話は誰でも知っています。それでもその通りにしようとしないのは、きっと何かを見落としているに違いない、と思っているからです。「的確な投資先を選べば、芝生はもっと青くなるのではないか」というように。シンプルな戦略がもっとも効果的なら、世の中にこれだけ多くの金融商品は存在しないはずではないか、とお考えですか?

実を言うと、金融商品がこれほどたくさんあるのは、顧客が自分にとってベストなことばかりやっていては、金融機関が儲けられないからです。だからこそ金融機関は、あらゆるツールや秘訣をあれこれ並べ立てては物事を複雑にして、顧客がお金を出して誰かに取捨選択してもらわなければならないような状態にしているのです。

ブロックチェーンを活用して確実に多額の儲けを出せると謳うアプリや、アセットのわずか2%の手数料を払えば専門知識を提供するという証券会社に騙されてはいけません。月並みな方法が何よりですよ。

ウォーレン・バフェット氏が遺言執行者に語った「死後の運用方法」がシンプルすぎる | ライフハッカー[日本版]