90s生まれミレニアル世代のメモ帳/備忘録

アメリカ東海岸の片隅から、読んだ記事や本で気になった箇所をメモするブログ。

LAロングビーチ アジア系ギャングのドキュメンタリー - Inside the Asian Crip Gangs of Long Beach

Inside the Asian Crip Gangs of Long Beach - YouTube

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カンボジアアメリカ人...

・始めに
 一般的に北米で「アジア人/asian」と呼ばれる民族群は、東アジア人と東南アジア人と南アジア人に大別され、LAギャング・シーンでは東南アジア人が目立った存在である。
 この「東南アジア人」はさらに古参のフィリピン人と、主に1970年代以降にアメリカに移住してきたカンボジア人の二民族が主流となっている。
 
 かつては米領であったフィリピンは、またスペイン植民地でもあったために、伝統的にフィリピン人はメキシコ人と親和性が高かった。彼ら「ピノイ」はLAギャング黎明期の1920年代から、セントラルLAのテンプル・ストリートなどのギャングに加入しており、1940年代には大勢のピノイ・パチューコがいたという話もある。
 民族覚醒の時代であった1970年代以降もサタナス、ピノイ・ロコスなどのギャングが出現し、LAの「褐色人種」の一民族として目立たないながらも重要な地位を占めてきた。
 
 一方で1970年代から、クメール・ルージュによる祖国の混乱を逃れてボート・ピープルとしてアメリカにやってきたカンボジア人と、やはり共産主義政権の誕生によってアメリカに来たヴェトナム人やラオ人などは、主としてLA郡南部のロングビーチに定住した。
 パチューコの伝統を持たなかったばかりか、英語すらおぼつかないものが大半だった彼らが結成したタイニー・ラスカル・ギャングスターズ/TRGとアジアン・ボーイズ/ABZは、やはりLAギャング界の新参者である黒人と共通する部分があり、いくつかのギャングは後により純粋なストリートギャングであるクリップス/ブラッズへと転向した。
 そしてフレズノに定住したモン族は、メナース・オブ・デストラクション/MODなどを結成し、同じく多くのモン族を

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