90s生まれミレニアル世代のメモ帳/備忘録

アメリカ東海岸の片隅から、読んだ記事や本で気になった箇所をメモするブログ。

2020年 - 相場を後追いするダリオ氏

www.globalmacroresearch.org

上記記事から。2020年はレイ・ダリオも底で買えず、相場が上がるにつれて買い足していたようです。私は上司からのアドバイスもあり、うまく3月後半から余剰金を全部突っ込んでいたので2020年は良いリターンを得られました。

S&P500の2020年のチャート。3月末から5月に一気に買えていたら今ごろ相当なリターンを手にしていたと思われます。

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相場を後追いするダリオ氏

先ずForm 13Fに申告されている米国株ポートフォリオ全体の金額の変化を見ていきたい。株式市場は2020年3月に底値を付けそこから上昇を続けているが、申告されている米国株ポジションの総額は次のように推移している。

  • 2020年3月: 50億ドル
  • 2020年6月: 60億ドル
  • 2020年9月: 83億ドル
  • 2020年12月: 116億ドル

底値から株が上がるにつれてどんどん増えている。これはダリオ氏らしくないポジションの取り方である。ダリオ氏自身が初心者への助言として次のように言っていた。

Source - 世界最大のヘッジファンド、米国株高配当銘柄の買いを倍増 | グローバルマクロ・リサーチ・インスティテュート

ブリッジウォーターの中国への投資。VWOなど新興国株を多く保有しているのは知っておりましたが、VWO以外にIEMG, FXIを持っているようです。

safariman.hatenadiary.com

私自身もポートフォリオの10-15%程度でVWOを保有しております。

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次にポートフォリオの内容を見てゆこう。

Form 13Fは米国株の買いポジションだけを開示するものだが、上記のポートフォリオ総額の増加は必ずしもそのまま米国企業への投資を意味するものではない。何故ならば、ダリオ氏のポートフォリオの中には新興国ETFが多く含まれているからである。

Vanguard新興国ETFのチャートは次のようになっている。

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