90s生まれミレニアル世代のメモ帳/備忘録

アメリカ東海岸の片隅から、読んだ記事や本で気になった箇所をメモするブログ。

「99.9%は幸せの素人」の内容まとめ結論

自分にとっての幸せとは?

→狭く深い中の良い友だちが居て、両親親戚との関係がよく、結婚していて奥さんと子供の中がよく、ある程度倹約しながら経済的に困らない生活ができて、仕事のストレスの負荷がかかり過ぎない人生。海外へ旅行、出張できる。海外(アメリカ)で暮らせる。

地位財と非地位財

  • 他人との比較によって満足が得られる財を「地位財」。地位財は、お金、社会的地位、モノなど。 
  • 他人との比較とは関係なく満足が得られる財を「非地位財」と定義しました。非地位財は、健康、自主性、社会への帰属意識、良質な環境、自由、愛情などが挙げられます。

地位財は短期的に頑張れる力を得られる。非地位財は長期的に頑張れる力を得られる。『幸福優位7つの法則 仕事も人生も充実させるハーバード式最新成功理論』に書いてあった。「モノを買ったときよりも、人と共有する経験にお金を使った時のポジティブ感情のほうがずっと長続きする。」という一文を思い出しました。

75年間のハーバードの研究成果からみる「満たされた人生」の秘密

何と第二次世界大戦よりも前の1938年です。そこから75年もの長期間にわたり、2つのグループの724人の「身体の健康」と「心の健康」の状態を追いかけ続けました。研究の目的は、「幸福と健康の維持に本当に必要なものは何か」を明らかにすること。

対象となった2つのグループのうち、1つは456人のボストンで経済的に恵まれない環境で育った人たちで、もう1つは268人のハーバード大学を卒業した、いわゆるエリート達です。

 つまり、調査の対象となった被験者たちは、様々な社会階層のひとが含まれているということです。また、経済的に困窮した状態から抜け出した人もいれば、病気になったり、様々な事情で逆の道を辿っていった人もいました。

 研究者たちは、血液サンプルの分析、脳スキャンといった科学的な調査と、被験者のアンケートの回答、家庭訪問などの調査によって、彼らの仕事や家庭生活、健康状態を記録し続け、調査結果を分析し、その結果をまとめてきました。

75年に渡る「史上最も長期に渡って成人を追跡した研究」の幸福と健康の維持に必要なものは何かという結論は、とてもシンプルです。それは、富でも、名声でも、必死に働くことでもありませんでした。

"The clearest message that we get from this 75-year study is this: Good relationships keep us happier and healthier. Period."

「75年間におよぶこの研究が明確に示しているポイントは、良い人間関係が私たちの幸福と健康を高めてくれるということです。これが結論です」

研究が示したことは、家族、友達、社会のコミュニティとつながっているほど、身体的な健康度が高く長生きで、幸福度も高かったということです。逆に、孤独は"toxic"(有害)であることが分かりました。

結論

  • 1)周りの人との人間関係は健康に良いということ。
  • 2)人間関係の満足度が健康に影響するということ。
  • 3)よい人間関係は脳にもよいということ。

Top10%の上位にいた幸福な人々は収入も高く、社会的に成功していたようです。ただ、ウォールディンガー教授は指摘しています。

 "And we know that you can be lonely in a crowd and you can be lonely in a marriage, so second big lesson that we learned is that it's not just the number of friends you have, and it's not whether or not you're in a committed relationship,”

 「しかし群衆の中や、結婚生活の中でも孤独を感じることはあります。つまり、2つ目の我々が学んだ大きな学びは、大切なのは友人の数ではないということ、交際相手がいるかどうかでもないということです。」

"It's the quality of your close relationships that matters."

「大事なのは、身近にいる人たちとの人間関係の質なのです」

 「親密で良い関係は、包括的に私たちに益となっているという教えは今に分かった事ではありませんね。何故そんな関係は築き難く、無視され易いのでしょう。誰もそうですが、私たちは手っ取り早く手に入れられる、生活を快適に維持してくれるものが大好きです。人間関係は複雑に込み入っています。家族や友達との関係をうまく維持して行くのは大変な仕事です。その地道な努力は地味で、その上その仕事は一生続くものです。終わりはありません。。75年間に渡る研究で、定年退職後一番幸福な人は仕事仲間に代わる新しい仲間を自ら進んで作った人達です。」

 教授が指摘しているように、質の高い人間関係は、築くのは簡単ではなく手っ取り早くは手に入らないものです。地道で地味な努力を要するもので、ずっと維持していく必要があるものなのです。

 人間関係は、まるで生き物のようです。そこにエネルギーを割いて、栄養を注がなければ枯れて、死んでいってしまいます。

Source - 75年間のハーバードの研究成果からみる「満たされた人生」の秘密

嫌いな人に対しては嫌われないようにする対策

→その人を愛する。そのためにはオキシトシンを出す。オキシトシンを出す3つの方法。

  1. ハグする
  2. 心温まる映画を見る。ミラーニュートンを活性化。
  3. 人に親切にする

幸福度が上がるのは年収800万円まで

ダニエル・カーネマン教授の研究結果では、「感情的幸福は年収7万5000ドルまでは収入に比例して増えるが、それを超えると比例しなくなる」

●一人当たりGDP の値と幸福度が相関せず、「イ ースタリン・パラドックス」が成り立っているように見える。 また、子どもの頃に受けた子育てと成人後の幸福感についての研究もある. スッと幸福度が上がるののでは?今が幸せだと感じている人の方が、実は成功者なのではないかと考えられているのです。

立命館大学の調査で結果が出ている. つまり、世帯所得が650万円ほどになれば、年収1000万円以上の人達との生活と比べても金額を比較した印象ほど幸福度に差がないということです。 年収650万円は月収54万円。

●経験や体験にお金を使えば、年収800万円までに伸ばさなくても幸福度は高まる。

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Source - 【最新刊】「99.9%は幸せの素人」を世界一わかりやすく要約してみた【本要約】 - YouTube

幸福優位7つの法則 仕事も人生も充実させるハーバード式最新成功理論』に書いてあった。「モノを買ったときよりも、人と共有する経験にお金を使った時のポジティブ感情のほうがずっと長続きする。」という一文を思い出しました。

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