背景には、低迷する日本の経済と、GAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)に代表される米国のIT(情報技術)企業の躍進があります。日本の会社員の平均年収が500万円であるのに対し、GAFAのエンジニアの平均年収は日本円で2000万円を超える。それゆえ「米国で働きたい!」と考える人が多いのだと思います。
しかし、この数字だけを見て、「米国で働いた方がよい」と結論付けるのは早過ぎます。
Source - 実力主義の米国で生き残れる日本人はわずか、されど…:日経ビジネス電子版
この話は同僚とよく話題に出ます。平均年収500万でどうやってサバイブしているんだ?
理由は:
- まず、物価が違います。日本の物価はバブル崩壊後30年間ほとんど上昇していませんが、同じ期間に米国の物価は2~3倍になっています。
- 不動産に関しては、もっと開きがあります。サンフランシスコ市内で一人暮らしをしようとすれば、最低でも月2000ドル(約22万円)の家賃が必要です。一軒家を持つとなれば、100万ドル(約1.1億円)超は当たり前です。シリコンバレーで中流以上の暮らしをしたければ、年収25万ドル(約2750万円)が必要だと言われるのは、それが理由です。
- 医療費
- 教育費
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