90s生まれミレニアル世代のメモ帳/備忘録

アメリカ東海岸の片隅から、読んだ記事や本で気になった箇所をメモするブログ。

株価「いつかは下がるが、いつかは戻る」- 10年間に2回上げ相場と下げ相場があると覚悟したい

私が講演をするとき、投資初心者に「10年間に2回上げ相場と下げ相場があると覚悟したい」とアドバイスすることがあります。しかし、この10年についていえば、リーマン・ショック以降はおおむね上昇傾向となっています。

「長い目で見れば上がる」ことだけでなく、「いつかは下がる」ことを個人投資家は織り込んでおくべきだとと思います。

とはいえ、「機を見て売る」という話をするつもりはありません。むしろ長期投資を行う個人投資家は「いつかは下がる。しかしいつかは戻る」ところまで考えて投資と付き合っていくべきだということです。

Source - 株価が下がっても焦らない 2020年も経済成長に投資|マネー研究所|NIKKEI STYLE

 下がった時に買える現金を...

今までの個人投資では「買う」「売る」をもっぱら繰り返すことで増やすイメージがありました。しかし、「長期保有」による投資を行う場合、最終的に投資元本がどれだけ増えるか、売買頻度は低くても最終的な投資効率が高まる方法はないかを意識すべきだと思います。

このとき欠かせないのは「経済成長に投資をする」という意識を持つことです。長い目で見ると、世の中にいろいろなイノベーションが生じ、社会が豊かで便利になることにより、企業は成長し、投資家はリターンを得ることができます。そう信じられるなら、私たちは「長期・積み立て・分散」投資を継続するだけで収益を手にできるでしょう。

Source - 株価が下がっても焦らない 2020年も経済成長に投資|マネー研究所|NIKKEI STYLE

 ITバブル、リーマンを経験したことがないので、自分が直面した場合、どう自分が反応するのかを見てみたいです...

2020年に向けて心配なのは、この数年間にNISAやiDeCoを始めた「ビギナー」が多いことです。そうした個人投資家リーマン・ショックを知りません。つまり、強烈な下げ相場を経験したことのない個人投資家がたくさんいることになります。

私は「もうけた経験」「損した経験」「値下がりしても売らずに持ち続け、市場が回復して含み損が消えた経験」という3つの経験を得て、投資家としてようやく一人前だと思います。これらを経験するには時間が必要です。

私個人の場合でいえば、IT(情報技術)バブル崩壊とその後の市場の回復を経験したことで、リーマン・ショックでいくら値下がりしようと「いつかは戻る」と信じて投資を継続できました。どんな含み損でも売りませんでしたし、むしろ積み立て投資を継続しました。もちろん、それが今の大きな含み益の源泉となっています。

Source - 株価が下がっても焦らない 2020年も経済成長に投資|マネー研究所|NIKKEI STYLE