バロンズ拾い読み川田氏がETFにたどり着くまで

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個別株は難しい.....

■試行錯誤の15 年
先週の【情報共有】で QQQ についてあれこれ紹介した際に、「私が ETF に辿り着くまで」についてもふれた。
この箇所についての質問を幾つか頂いたので、もう少し詳しくお伝えしよう。
私は1990 年代後半のIT バブル時にハイテク銘柄を中心に米国株式に投資していた。バブル崩壊でご多分に漏れ
ず大損し2001 年頃には全部ぶん投げた。しかし2005 年から「やはり米国株式しかない!」と思いはじめ株式投
資を再開。


ETF 中心主義に至るまでの主な戦歴

  • 2005 年~07 年:個別銘柄中心に運用した。2006 年末時点で個別銘柄は17 銘柄。ETF は無し
  • 2008 年:リーマンで奈落のそこ! このときも個別銘柄のみ。
  • 2009 年:中身のある銘柄が多かったためか指数を大幅に上回った。
  • 2010 年:個別を約30 銘柄。ルールを決めて機械的に売買していたと思う。
  • 2011 年、2012 年:「俺ってやっぱりこの程度?」この2 年間はS&P500 にもナスダック100 にも大きく出遅れ。株名人から「銘柄を減らせ」とのアドバイス
  • 2013 年:結局指数に勝てないと悟った。その後はETF と個別銘柄のコア&サテライト戦略。パフォーマンスはS&P500 は上回ったがナスダック100 にどうしても勝てない。
  • 2014 年:ETF が60%、個別銘柄4 割。ハイテクが少ないのが致命傷でナスダック100 には大きく出遅れ。2011 年以降4 年連続でナスダック100 に負けている。
  • 2015 年、2016 年:個別銘柄のパフォーマンスが冴えずに全体では凡庸なパフォーマンス。ナスダック100 に6年連続負け。運用者としての能力には疑問符!(もともと)
  • 2017 年:ETF はQQQ が主体で個別銘柄を数銘柄に。久しぶりに主要全指数をアウトパフォーム。
  • 2018 年:夏場までは快調。秋口の急落で阿鼻叫喚。個別銘柄が醜く下がりパフォーマンスはめちゃくちゃ。
  • 2019 年:ここまでは快調。個別のダメ銘柄を切っただけで、このままなら良好な成績が期待できる。(昨年もそう思ったので油断禁物)

■15 年間の戦績はまあまあ。
これまでの約15 年間の戦績はS&P500 よりはいい、つまりこの期間に限ればバフェットのバークシャー・ハサ
ウェイにも優っているはず。しかし難敵はナスダック 100。皆さんもチャンジャしてみたらいい。下記のテーブ
ルにもあるが、この15 年だと指数で6.4%、配当込だと8.5%程度。これは長期のS&P500 の平均の年率リター
ンよりは少し低い。金融危機を経験しているのが大きな理由だ。
長期で S&P500 を凌駕するにはいろいろな要素が必要なことを悟る。もし次の 10 年(5 年でもいい)S&P500
に毎年じゃなくても通算で勝ったら凄いことだ。あなたはどんな投資信託も買う必要がない。先週も言ったけど、
日本にある5000 本の投信でS&P500 よりリスクリターンで優れているのは4 本だけ。しかしS&P500 のETF
を買えばS&P500 とほぼ同じパフォーマンスになる、この単純な事実を忘れないように。

Source: http://www.kawataamekabu.com/wordpress/wp-content/uploads/2019/11/%E3%80%8E%E3%83%90%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%82%BA%E6%8B%BE%E3%81%84%E8%AA%AD%E3%81%BF%E3%80%8F%E5%89%AF%E8%AA%AD%E6%9C%AC20191111.pdf

advice

*追加投資の継続(ドルコスト平均法)が精神的な余裕をもたらす。
*裏技あり?:世界の猛者が顔を揃えるナスダック100 のETF、QQQ のほったらかし。しかしこれに賭け
られる人は米国株式に相当の“自信”ではなく“信念”がある、つまり私のようなタイプ。
*引き分け狙いなら:S&P500 のETF のほったらかし