投資を長期的に続けることのメリットとして、複利効果も非常に重要です。これは、投資によって得られた利益を引き出してしまわず、その後の投資の元手とすることで、いわば「利益が利益を生む」という効果です。
図表2では毎年5%のリターンが確実に得られるという前提で、100万円を30年間運用した場合を例に、1年ごとに得られた利益を翌年の運用の元手に加えた場合と現金化した場合でどれだけの差が生じるかを示したものです。この両者の差は期間が長くなるほど大きくなり30年間で182万円という大きな差がつく結果となりました。この計算では税金は考慮していませんが、実際には利益を現金化するタイミングで税負担が発生するためこの差はさらに広がります。