この方は帰国子女ではないようです....
私は日本の大学で国際政治学を学んだ後、英ロンドン大学大学院へ進学し、国際政治の知識と語学力を身につけました。そして帰国後、公務員試験(防衛庁職員採用試験)を経て防衛庁(現防衛省)に入庁。1年目はお茶汲みやコピー取り、翻訳業務などをしていたのですが、2年目になって大臣通訳に抜擢されたのです。
それまでは大舞台での通訳経験もありませんでした。「間違って訳してしまったら大変」と、毎日汗がドバドバ出ていたことを覚えています。その後、歴代6人の大臣通訳を務め、国際情勢の分析や国際広報の業務にも携わりました。その間、国際会議などの場で世界のトップたちの近くで過ごす機会を多く得られたことは本当にラッキーでした。