シンガポールに住む在留邦人向けにバーベキュー素材の宅配業をひとりで始めた秋間信人の特集でSingaporeの家賃事情が書いてありました。
シンガポール駐在は憧れです....
秋間は日本の大学を出て日興証券に入社。6年8カ月勤めて、退社した。
「証券に蔓延する『半沢直樹』的な雰囲気と自分の人生の方向性が合わないと思ったのと、海外で働きたい、仕事を通して成長したいという気持ちからです」
大学時代、あるいはサラリーマン時代に何度かシンガポールを訪れて、いい国だと思ったという。それで起業するためにやってきたのだが、現実は甘くなかった。家賃が高かったため、最初の頃は、世話になっていた企業経営者の住むコンドミニアムの3畳一間のメイド部屋に住んでいた。
「駐在の方々はコンドミニアムに暮らしています。日本で言うマンションですね。家賃は3ベッドルームで40万円から70万円。プールとバーベキューをするエリアがあり、週末になると、みなさん、バーベキューをします。私はそこへ素材を運んでいくわけです。調理はできません。ケータリング業者の免許がいるので、調理してはいけないのです。
Singapore駐在員は華やかとイメージがありますが、、
「家賃の高いコンドミニアムに住み、子弟を社費でインターナショナルスクールに通わせている駐在員は、一見するととても華やかに見える。しかし、2014年8月から外国人向けのビザの発給が厳しくなり、日本人駐在員もその例外ではなくなる。特に影響を受けると言われているのが若手駐在員である。
数年前から始まったグローバル人材ブームによって、入社後いきなり、あるいは2、3年目での海外駐在が増え、東南アジア最大の独身男女が居るのがシンガポール!とまで揶揄されるようになった。それくらい、若手駐在員が大勢いる。
「来週からベトナムに行ってくれ」。そんな辞令は、もはや珍しくない。チャイナ・プラス・ワンと呼ばれる東南アジアの国々への日本企業の関心は高く、明日、あなたに白羽の矢が立つかもしれない。
そこは、どんなところで、何を知っておくべきか。本書は、ベトナム、タイ、インドネシア、ミャンマー、シンガポールで奮闘するビジネスパーソンたちの生の声を追った現地報告である。そこには様々な苦労があり、確かな手応えがある。閉塞する日本から飛び出し、「オレ、この国で絶対成り上がりますから」と語る青年の目に見えているものを、明日のあなたのために、知ってほしい。
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