なぜ超多忙なのに
一流の男は毎朝スポーツをするのか
昔は「社長から三歩下がって…」という印象の強かった秘書。最近では、企業トップのパートナーになれる語学力やスキルと機転も求められている
一流の男は皆、共通の空気をまとっている。彼らは一様に清潔感があり、いつも爽やかで清々しいニオイがし、常に堂々としているのだ。あの“一流の空気”の源はいったい何なのか。数社の外資系企業で10年間外国人エグゼクティブの秘書を務めた能町光香さんは、「一流の男性が持つ空気の源は、脳にあります」と独自の見解を語る。
「10キロ程度走って汗をかき、すっきりした状態で出社するのが社長の毎朝の習慣。走らないと頭が冴えないし、シャワーを浴びてお気に入りのソープの香りがした状態じゃないと『シャキッと仕事モードに入れない』とか(苦笑)。長い海外出張で走れない日が続いたある日、ついに我慢できなくなったようで『ジョギング用のシューズを買ってきて!』と頼まれました。車を飛ばしてそんなものを買いに行くことになるなんて……」(IT企業秘書)
【ポイント(1) 靴】
一流の男には専属シューフィッターがいる
能町光香さん。外資系エグゼクティブの秘書を務めるなかで「真の一流の男」を見てきた1人だ
クリアな脳を第一に考えるということは、一流の男たちが身だしなみを疎かにするということではない。彼らは自分の身だしなみを整えることで、さらにビジネスへの臨戦態勢を万全にしていくのだ。
「身だしなみには知性や品格が表れるため、一流の男性は必ずこだわりを持っています。といっても、彼らはブランド物で全身を固めるようなことはしません。自分自身がブランドだという自信があるからです」(能町さん)
【ポイント(2) カバン】
一流の男はブランド物を持たない
2つめのポイントは、カバンだ。やはりブランド物ではなく、使い勝手のいいよう特別にオーダーした革製品を持つ人が多いという。
【ポイント(3) ネクタイ】
一流の男のネクタイはカラー重視
【ポイント(4) ワイシャツ】
一流の男はワイシャツで仕事モードになる
【ポイント(5) 香り】
一流の男は朝と夜で香りを変える
シャツと同様に仕事モードのスイッチとなるのが、最後のポイント「香り」だ。
「海外のエグゼクティブは特に、『フレグランスマネジメント』を大切にしています。朝と夜とでガラリと印象の違う香りをまとうことで、ONとOFFを切り替えるのです」(能町さん)
一流の男も口臭を気にしていた!
ボスが臭えば秘書の品格もガタ落ち
能町さんは、口臭を気にするのも一流の男性に共通する特徴だと言う。
「彼らは必ずスーツのポケットにミント系のタブレット菓子を用意していて、人と会う前には必ずブレスケアをします。商談のときにはどれほど第一印象が大切かを知っているからです。だからこそ、息やスーツからタバコのニオイがする男性と会うと『秘書は何をしているの?』と言いたくなりますね」(能町さん)
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