90s生まれミレニアル世代のメモ帳/備忘録

アメリカ東海岸の片隅から、読んだ記事や本で気になった箇所をメモするブログ。

マーケットって、売る相手・買う相手が見つかったときの原始的な喜びがある。自分が提供したものが、売れるってことは、最高の承認であり、賞賛なんですよ。

この原始的な喜びはよくわかります。サラリーマンだけをやっていたらあまり実感できない感覚。だから副業が楽しくてしょうがないのだと気づきました。市場に評価されるという最高の承認を得ようと努力する作業は楽しいし、飽きない。金がかかるどころか金が手に入る最高の趣味。

田端 『マーケット感覚を身につけよう』の最後に出てくる、徳島県の山間地域に住むおばあちゃんの話が、まさにそうですよね。料亭の皿に添えられる葉っぱ「つまもの」を、近所の山で集めて生計を立てる。

ちきりん 町全体でやっているビジネスですが、1000万円の年収を稼いでいるおばあちゃんもいるらしい。

田端 おばあちゃんたち、市場とのやりとり自体を心から楽しんでるんじゃないかと思うんです。マーケットって、売る相手・買う相手が見つかったときの原始的な喜びがある。自分が提供したものが、売れるってことは、最高の承認であり、賞賛なんですよ。

ちきりん そう、市場に評価されるって、誰でも純粋にうれしいですよね。

田端 僕なりに結論づけると、マーケット感覚ってけっきょく、他者への想像力をどれだけ持てるかということだと思うんです。マーケットには売る人がいると、必ずその向こうに買う人がいる。僕は株の取引もやるのですが、ネット取引とかしていると、ついつい、そのことを忘れてしまいます。でも、ネットの取引画面の向こうには、必ず自分が買おうとしている銘柄を売ろうとしている人がいる。この、生身の「取引相手がいる」という当たり前のことに、じつは株を3年くらいやるまで気づきませんでした。

Source: マーケット感覚とは、他者への想像力をどれだけ持てるかということ | マーケット感覚を身につけよう | ダイヤモンド・オンライン