私も、このコントラスト効果を面接時に使いました。英文学部でもないし留学したことないけどTOEIC900点というコントラストで大したことない弱めの体験談を補強しました。
さらに、“弱めの体験談”を補強する方法として、③コントラスト効果を有効活用する、という方法もある。
例えば、体育会なのに大学の難関ゼミで勉強も頑張っているとか、留学など海外経験ゼロなのに英語が流暢だとか、「同じ経験・成果でも、“およそ達成できそうにない人間”が語ると、それだけで印象が強まる」(谷出氏)。
細身で体力がなさそうなのに世界を放浪してきたとか、筋骨隆々なのにお米に字が書けるとか、見た目とのコントラストをアピールするのも有効。ESのネタを考える上で、意外性を強調できる組み合わせが自分にないか、もう一度、振り返るといいかもしれない。
独自性としては、洋楽の歌詞で英語を勉強しTOEIC900点を獲得したことを強調しました。
そんな中、面接で受けるネタは今も昔も①独自性が高い経験であることだ。
「今シーズンで一番印象に残ったESは『知らんけど』を研究しているというものだった」。こう語るのはトッパン・フォームズ人事部の中澤光明主任だ。関西の人が話の最初や最後に、「なんか知らんけど」とつける意味について言語学の観点から研究したとの内容。「言われてみれば確かにと思わず読んでしまい、ここに注目した理由を聞いてみたいと思った」と中澤氏は振り返る。
話が長すぎる人、結論を言わない人は米国も嫌われると思います...
学生の本質を見抜く古典的な方法として、②話が長過ぎる人材は敬遠せよ、という鉄則もある。結論をなかなか言わない(書けない)人材も同様。適度に短い言葉で自分が言いたいことをズバッと伝えられる。そんな人材の方が企業内で活躍できる可能性は高い。