90s生まれミレニアル世代のメモ帳/備忘録

アメリカ東海岸の片隅から、読んだ記事や本で気になった箇所をメモするブログ。

英文校正アプリGrammarlyが最強 仕事で英語Eメールや文書を書くときに使えます

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最近、一番感動したアプリです。

自分が書いた英文をすべて校正してくれるアプリです。一番役立っているのは冠詞の校正。

冠詞の有無や可算不可算名詞やsが付くかつかないかなどをすべてチェックしてもらえます。

今までは自分で考えてやって、Google検索で調べてCheckしていましたが、今ではこのGrammarlyで一瞬でCheckできます。

気を付けたいのが学習の初期段階で冠詞についての理解がないままこの便利な機能に頼り過ぎてしまうことです。

英語の冠詞とは何か?と概要を分かりやすく説明されている晴山先生のコラムを以下の通り紹介します。

 

2) 冠詞は英語力のリトマス試験紙

 日本人英語の(文法上の)弱点としてよく挙げられるのは、冠詞と前置詞である。これらを誤りなく使いこなすには、ネイティブ級の英語センスが必要だ。國弘正雄氏も名著『國弘流 英語の話しかた』の中でこう述懐している。

「お前の発音は日本人のものだと言われても、痛くもかゆくもありませんが、仮にお前の英語には冠詞や前置詞の間違いが山ほどあると指摘されたら、それは私にとって屈辱以外の何物でもありません」と。

 英語にとって冠詞がいかに重要かは、そもそも冠詞を持たない日本語の話者にはなかなかピンとこない。この点を、一度読んだら忘れられないほど印象的な例文を使って訴えかけたのが、マーク・ピーターセン氏のベストセラー『日本人の英語』だった。

わたしも学習初期でTOEIC800くらいのときは冠詞については、あまり関心を持っていなかったです。しかし、上記の先生のコメントや、以下ご紹介するマーク・ピーターセン氏の著書の内容を読んで、冠詞に真剣に向き合うようになったと同時に冠詞の奥深さに興味を持ちました。

「先日、アメリカに留学している日本人の友だちから手紙がきたが、その中に次の文章がいきなり出てきた。Last night, I ate a chicken in the backyard.(昨夜、鶏を1羽[捕まえて、そのまま]裏庭で食べ[てしまっ]た。)」

 この文から英語のネイティブ・スピーカーがとっさに思い浮かべるイメージは、「夜が更けて暗くなってきた裏庭で、友だちが血と羽だらけの口元に微笑を浮かべながら、ふくらんだ腹を満足そうに撫でている」という情景だというのである。すべては不定冠詞1個のなせる業である。

 正しくは、I ate chicken in the backyard. と不定冠詞を省くだけでいいわけだが、このたった1文字の差は、われわれ日本人には想像が及ばないほど大きい(a chickenは「鶏丸ごと1羽」、無冠詞のchicken は「鶏肉」)。

 冠詞の使い方ひとつで、「英語で考えている」か否かが一瞬で露呈してしまうのである。しかし、われわれには、名詞の前にくっつける小さな単語が世界をひっくり返すほどの起爆力を秘めているという感覚は、悲しいかな全くない。

Source : 第6回 日本人英語のアキレス腱 ~問題は、発音よりも「冠詞」です (2ページ目):日経ビジネスオンライン