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Safari Man – 洋楽歌詞の和訳で英語学習

洋楽(Pop、R&B、EDM、HipHop、Rockなど)を素材に、日常会話で用いられる英単語・英語表現を紹介。「洋楽の歌詞の脚注」がこれほど大きな価値をもつとは誰も予想していなかったと思います。歌詞の意味を知りたいという需要は想像以上に巨大です。洋楽の歌詞には、人生について、現在の社会や世界について、さらには経営について学ぶところが極めて多いと常日ごろから思ってきました。-Genius創業者

中国人の“欧米崇拝”を逆手に取り英語で交渉することで尊敬を勝ち取る

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これは面白い記事です。

個人的な経験上、私が仕事で接している中国人はみんな英語が堪能です。こちらが英語が喋れればコミニケーションに全く問題ないです。

お酒の席でも英語で盛り上げれます。

 

 「中国ビジネス交渉のための語学」ということで、これまで、通訳を介する方法、中国語で直接やり取りをする方法の二つを取り上げてきた。どちらで挑むかは状況次第だ。今回はプラスアルファーとして、もう一つの方法を模索してみたい。英語である。

 「えっ!なんで中国人と英語で話すの?!」

 しかし、それでも、場合によっては英語で会話することが、ビジネスを有利に進めることにつながる。

筆者が読者のみなさんと議論したいポイントは、「中国人とのビジネス交渉に英語を用いることのメリット」である。外国企業とビジネスをしようとする中国人がそもそも英語に堪能で、英語を話したくてたまらないというハングリー精神を持っている背後には、今を生きる中国人が持つ「欧米崇拝」が存在する。

「英語を話すことは格好いい」
 「社会契約など、グローバルスタンダードを重んじることこそが現代的だ」
 「欧米に留学して、初めてビジネスマンとして自立できる」

 その裏返しであろうか。「欧米のものはすべていい。中国のものはすべてだめだ」みたいに無意識に判断する人が少なくない「中国語でビジネスをやっているようでは駄目だ」「中国はいまだにコネ・ビジネスだ。封建時代から何も進んでいない」「ずっと中国にとどまるようでは人生が腐るよ」などと、自国(の体制、国情、ビジネススタイル、国民性など)を過度に卑下する傾向がよく見られる。特に1970年代、80年代以降に生まれた世代に顕著だ。

 筆者からすれば、上記のマインドセットは行き過ぎていると思う。(一方で、中国と外国との間に敏感な外交事件が発生した場合には、盲目的に外国を批判し、中国政府側に立って議論をする。この辺りに、昨今高揚するナショナリズムが表れている。中国と外国の間に、一種の越えられない壁が存在すると感じざるを得ない)。

 社会主義市場経済という独創的ではあるがゆがんだ政治経済システムの下で、中国人には、自国の政治・経済を必要以上に毛嫌いし、外国のそれを必要以上に崇拝する傾向があるようだ。このマインドセットが英語に対する極端なまでの“崇拝”に反映されている、というのが筆者の見方である。

 日本人としてはどう対応すべきだろうか。

 屈辱的としか言いようがない点を挙げよう。
 「日本人って英語が下手だよね。特にあの発音。ジャパニーズ・イングリッシュというか、あんまり聞き取れない。日本人とは英語を話さないほうがいいよ」

 残念ながら、これが中国人の対日観における欠かせない側面である。中国人が「日本人は英語がとっても下手だ」と信じて疑わない事実を、私たち日本人は自覚する必要がある。事実と符合する点、異なる点、それぞれあると思うが、英語を話す中国人の多くがこのように思っている点は事実そのものである。

 だからこそ、英語が話せる、あるいは得意な日本人は、自ら進んで英語で中国人とコミュニケーションを取るべきだ。相手の先入観を真っ向から覆すことで、逆に尊敬の念が得られる。“逆説の戦略”である。

 筆者は以下のような場面に何度も同席している。父親の仕事の都合で少年・少女時代を欧米で過ごしたり、欧米に留学したりした経験を持っている日本人が、英語で中国人に語りかける。中国人は当然、意表を突かれる。いくら中国人の英語がうまいと言っても、ネイティブレベルやバイリンガルにはかなわない。

 彼らは「なあんだ、欧米に住んだ経験があるから英語がうまいのか。そんなの当たり前じゃん」とは思わないのである。嫉妬されることはもっとあり得ない。うまいものはうまいのだ。「Why not?」の世界。相手の接し方が180度変わる。「この日本人は違う。英語を流暢に話し、国際的視野で物事を語れる。我々が尊敬すべき対象だ」と認識する。

留学・海外駐在の経験がある人材を積極的に中国に派遣しよう

 「相手の尊敬を勝ち取れば、ビジネスはスムーズに進む」

 相手に尊重されるにはどうしたらいいか。中国という広大なアウェーで闘うためには常にこのポイントを模索しなければならない。その意味で、英語に堪能な日本人ビジネスパーソンは、率先して英語を使い、交渉の共通語にしてしまえばいい。相手の度肝を抜けばいい。相手は態度を翻し、尊敬の念を抱き、「自分も負けないぞ」とあらゆる策を練ってくるであろう。

 これこそが対等な立場に立った、グローバルスタンダードに則った、究極のビジネス交渉術である。中国人は過度に欧米を崇拝していて、日本人は英語が下手だと漠然と思っているからこそ、英語が戦略的な交渉道具になるのである。

 最後に提案させていただきたい。
 政府機関、大企業、中小企業を問わず、過去に欧米に留学した、駐在した経験がある従業員を積極的に中国(特に大都市)に派遣することをお勧めする。彼・彼女に、つき合いのある中国企業で働く英語ができる人間と、ユニークなパイプをつくるべく奔走してもらえばいい。

 中国で、あるいは中国とビジネスをする時、(1)通訳を介する(日本語)、(2)中国語で勝負する、(3)あえて英語でやり合う、この3つのチャネルを用意し、柔軟に活用していけば、大概の局面には対応できる。リスクヘッジにもなる。バランスの取れた体制で、得体の知れない巨人に挑むことが可能になる。

 

business.nikkeibp.co.jp