90s生まれミレニアル世代のメモ帳/備忘録

アメリカ東海岸の片隅から、読んだ記事や本で気になった箇所をメモするブログ。

"神の手を持つ医師"と呼ばれるの外科医、加藤友朗氏が語る洋楽の歌詞を通じて英語力を磨く秘訣を語る

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視聴:れいちぇる英語教室) ENGLISH JUKEBOX 2016.02.02 - YouTube

 

Rock Freaks File.039 加藤友朗(外科医)

"神の手を持つ医師"と呼ばれるニューヨーク在住の外科医、加藤友朗氏。
医師としてはもちろん、多臓器移植の世界的第一人者として医療コメンテーターなどメディアで活躍するかたわら、大の洋楽好きが高じ、洋楽を聞くことで英語を学ぶラジオ番組「ENGLISH JUKEBOX」ではパーソナリティを務めている。

ミュージシャンではなく、各界のプロフェッショナルたちが音楽を語る特集Rock FreaksのWEB版復活第1弾として、ラジオ収録のため来日した加藤氏に、洋楽の歌詞を通じて英語力を磨く秘訣を語ってもらった。

 

─加藤先生が洋楽にハマったきっかけとは?

実は僕、別にずっと洋楽を聞いていた人間ではなくて、にわか洋楽ファンなんですよ。なんで洋楽を聞き出したかというと、英語の勉強のためでした。だからはじめはTOP40だけがかかるようなラジオ局の有名どころばかりを聞いていたんですけど、だんだん好きな曲が増えてきて。最初はテイラー・スウィフトくらいしか知らなかったんですよ(笑)

 

─根っからの洋楽ファンではなかったのですね。

全然。若い頃も多少は聞いていましたけど、いわゆるコアなファンではなく。僕自身もクラシック音楽をやっていましたし、日本にいた時はむしろクラシックファンでした。洋楽のポップスを聞き始めたのは本当にここ10年くらいで。でも、いざ聞くと面白いんですよね。アメリカなんてかなりの才能がある人しか残らないわけで、ポップスだからってバカにできない。ま、僕の年でテイラー・スウィフトが好きとか言うのも恥ずかしいんだけど(笑)

 

─意外とリスナーの方々と近いところにいらっしゃるのですね。

そうなんです。だから話は合うんですよ。昔はタイムラグが6ヶ月くらいあったんですけど、今は洋楽が日本に伝わるスピードも加速しているんですよね。

 

─どのような経緯で、ラジオ番組を始めることになったのですか?

もう3年以上前ですが、たまたま日本のラジオに出させてもらった時に知り合ったプロデューサーと、ニューヨーク発の若者向けラジオ番組を作ろうという話になったんです。最近は海外に出る若者が減っていますが、"海外に出ると楽しいよ"ということを伝えられるような番組を作ろうと。そこで僕が番組の1コーナーとして企画を書いたんですが、最終的にはその企画でひとつ番組を作ろうということになって。第1回で『When I Was Your Man/君がいたあの頃に』(ブルーノ・マーズ)をやったら、すごく反響が良かったんですよ。ちょっと解説するだけで、歌詞がすごくわかるようになるんです。じゃあ、なんで僕らは簡単な単語しか使われていない洋楽の歌詞が聞き取れないのか。それって日本人が英語を聞き取れない理由のひとつで、その単語を実際の会話でどう使うのかわかっていないから。ほとんど歌詞をわからないまま聞いている人がかなり多いんですよ。

 

─メロディだけでも心に響くのが音楽の強みでもあると思いますが、さらにその歌詞を理解してより深く音楽を楽しもうと。

そうですね。歌詞カードを見れば意味はわかるんだけど、見ないと意味がわからない。それって情報を目で追っているからなんですよね。まずは英語を英語のまま理解することが大事で、あとはどう感じるかは個人の自由。たとえば、エド・シーランの『フォトグラフ』に“if you hurt me, that’s ok, baby, only words bleed”という歌詞があるんだけど、直訳すると"君が僕を傷つけてもいいんだよ。言葉が血を流すだけだから"って意味なんですよ。でも、"言葉が血を流す"ってなんだろう。そこは、聞いた人が好きに解釈していいんですよ。だからただ翻訳を伝えるのではなく、あくまで音で聞き取れることが大事なんです」

 

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