90s生まれミレニアル世代のメモ帳/備忘録

アメリカ東海岸の片隅から、読んだ記事や本で気になった箇所をメモするブログ。

洋楽英語学習において好きな教材=洋楽を使用すると効果がある理由を説明

 

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今回は私が、非常にわかりやすい解説で感銘を受けている日経ビジネスOnlineのコラム"日本語を活用した英会話習得法"の著者である池田氏が「興味のある素材」で英語を学ぶことの効用について同コラムで非常にわかりやすく解説されていたのでご紹介させていただきます。

わたしの説明をよりわかりやすくかつ説得力のあるかたちで解説していると思います。(私のようなものが言っても説得力がない気がしますので.....)

 

脳をだます

 脳は気ままです。コンピューターなら一度プログラムを起動すると“一心不乱”に作業をしてくれますが、脳はそうはいきません。というか、脳の中はつねに雑念が浮かんでは消えているという状態で、なかなかこちらの思うようには集中してくれません。ではどうすれば良いでしょうか。

 ――答えは「脳をだます」です。

 あまり良い言葉ではありませんが、相手が気ままな以上、こちらもそれなりの工夫をする必要があります。脳をだますには大きく3つの方法があります(※)。

(※)ひとつの鉄則として、日本語を巧みに使うとそれだけで脳はだまされやすい状態になるという点を押さえておいて下さい。これはコラムの中でこれまでに何度も指摘してきた点です。

 

そしてこの脳のだまし方が『脳が喜ぶことに英語を結び付ける』なのだそうです。

 

●1つ目 脳が喜ぶことに英語を結び付ける

 これは、気まぐれな脳をコントロールする最良の方法です。例えば、脳が好む洋画や洋楽を素材に使うと、たとえ、英語にたいして「嫌だ」という気持ちがあっても、一種の錯覚を起こし、英語を学習してくれます。このとき、積極的に日本語字幕や和訳を利用して、「ほら、こうすると意味が大体のところ分かるじゃないか。どうと言うことは無いよ」と、“説得する”ようにすると、抵抗感がさらに薄くなって、脳は上機嫌で学習してくれます。

 

わたしは授業で扱う英語教材にまったく興味を持てませんでした。難しい文法用語にも。しかし、洋楽の事になるとまったく違ったモチベーションで洋楽の歌詞を和訳したりわからない単語を意味を調べていました。好きな曲の歌詞の意味を理解しようと必死に歌詞を調べていました。

 

 また、どうせだますなら、ついでに洋画や洋楽の中でも、①なるべく短く平易で、すぐに使えるセリフが入っているもの、②セリフの多いもの(=無言のシーンが少ないもの)、③スラングが少ないもの――を使うようにしましょう。心は熱く、頭はクールに。心が動かないと学習は効果を上げにくいのですが、そこはやはり現実的であることも大切で、“クールに脳をだます”というわけです。

 

わたしは著書であえて洋楽を勧めている(映画ではなく)理由は、私自身が洋楽が大好きで大きな影響を受けて来たのもあるのですが、メロディー(音)と一緒に英文を覚えられることや、スマートホンさえあれば気軽に聞けてサビ・コーラス部分など何度も反復して聞けることが良い点だと考えております。英語学習は暗唱するまでくらいの反復が必要です。

 

⑤興味のある素材にこだわる。

 学習においてもっとも大切なことは何でしょうか。それは「集中」です。仕事や勉強をしているときに、思わず「どうも集中できない…」と漏らしてしまうのは、だれにでもある経験ですね。

 脳のCPU、つまりニューロンの情報処理速度は、コンピューターとはお話にならないぐらい遅いです。カメとウサギどころではなく、カメとジェット機ぐらいの違いがあります。それでも、スーパーコンピューターにも出来ない事をやってのけるのは、驚異的に発達したネットワーク処理のおかげです。
 

ところが、これには大きな弱点があって、「集中することが難しい」のです。コンピューターだと、プログラムを起動して必要なデータを入れれば、それでオシマイ。あとは“一心不乱”に勉強してくれます。

 ところが、脳はそうはいきません。英語のテストが近づいている、勉強しないといけない、でもどうしても脳が言うこときかない。「ポケモンをゲットしたがる」、「何か食べたいな~~」とつぶやく。「ええ~~い、これじゃあだめだ~!」と焦るとますます他のことを考え始める――これらは、すべてごく自然なことです。ひとまず安心して下さい。脳はもともとが気ままなのです。

 

私のように勉強が苦手だった学生は、英語の試験に向けた勉強に集中することは不可能に近いことですw

普通の学生よりも集中力が低いのです....

この集中の問題にはごく簡単な解決法があると言います。それが、「興味のある話題」に取り組むことだそうです。

好きこそものの上手なれと言いますが、私のようなSlow Leanerでも好きなものに対しては夢中になれるのです。

 

 もし、あなたに何か大好きなもの、とても興味のあることがあって、色々な人たちとそれについて話したいという気持ちを持っていたら、あなたは超ラッキーです。ほぼ確実に達人になれます。いったんは「その分野での」ということになりますが、それでも一言も話せないの比べると雲泥の差です。それに、友達ができると、他の会話表現も自然に覚えて使えるようになります。

 ――好きな映画があって、もう通算8回も観ている。夜に夢中になって洋楽を聴いていたら、知らないうちに空が白みはじめていた。こういった経験をした人はたくさんいると思います。このような素材を使うと、必死で努力などしなくても、あっという間に“超”集中状態を創り出すことができます。

 「好きなことを英語で学ぶ」、さらには「好きなことについてネット上で、英語で話す」という流れを作ると、英語は向こうから自然にやって来てくれます(English comes naturally to you.)。もちろん、そこには、懸命に勉強している自分が確かにいるわけですが、すべてが“ナチュラル”なので、「勉強」しているとは感じません。

 

夜に夢中になって洋楽を聴いていたら、知らないうちに空が白みはじめていた。と書いてありますが、これはまさしく私自身が学生時代に経験していたことです。パソコンの前に夜通し座り、YouTubeで未知の曲に出会い缶ビールを飲みながら歌詞を知らべていました。時間が過ぎるがあっという間に感じられました。

今では、社会人になって洋楽を聞く時間が減ってしまったことが哀しいですが...