90s生まれミレニアル世代のメモ帳/備忘録

アメリカ東海岸の片隅から、読んだ記事や本で気になった箇所をメモするブログ。

韓国人の英語力、TOEICが日本人より高い理由

自分の経験では、あまり韓国の方が英語を話しているのを仕事・プライベートで見たことがないのですが、2011年6月時点では韓国のTOEIC平均スコアが日本のそれより40点ほど高いそうです.....

15年ほど前までは、日本と並んで「英語が苦手」とされた韓国。だが、今やTOEICテスト受講者の平均スコアは日本人受講者よりも40点ほど高い。

 

仕事で中国人の方々とよく英語で接する機会があるにですが、中国人って英語がうまいなと思うことが多くあります。中国人が上手い理由は中国語と英語の文法が似ていること、発音が似ていること、物おじせずガンガン話す姿勢などを勝手に想像していますが、韓国人も日本人より英語力が高い理由は全く想像もつきません。

そして、その理由が以下、日経ビジネスオンラインの記事に書いてありました。

「今、韓国は国内総生産の80%以上を海外貿易に頼っている状況です。国家の競争力を高めることが必然という環境では、英語ができないと生き残れない。韓国にとって英語は『生き残る術』なのです。

 韓国でグローバル化という言葉が聞かれるようになったのは、1988年のオリンピック以降です。90年代に入ってからは、サムスン電子やLG電子、現代(ヒュンダイ)がグローバル化の流れの中で生き残る企業体になるために模索を続ける中で、英語がブームになりました」

 具体的に、韓国企業は国民全体の英語力向上にどう関わっているのだろうか。

 「グローバル企業として成長するためには、英語力が必要。そう考えた企業は、採用段階で英語力を必須条件としました。英語力の判定基準として用いたのがTOEICスコアです。

 採用段階だけではありません。多くの企業が海外に派遣する人材や昇進させる人材に、一定以上のTOEICスコアを求めています」

 なぜ、TOEICなのだろうか。

 「グローバル市場で競合する企業の英語力と、韓国企業の英語力を比較することで、自分たちの能力を客観視できるからです。

 日本には、英語力を測るテストとして(英検など)様々なものがありますよね。でもこれらのテストは日本国内向けのもので、海外の人材と英語力を比較したり、国際基準の中で比較することは容易ではありません。

 

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