90s生まれミレニアル世代のメモ帳/備忘録

アメリカ東海岸の片隅から、読んだ記事や本で気になった箇所をメモするブログ。

グローバルでモテる見た目・品性

東京の港区や品川区にある外資系の会社を訪ねて、打ち合わせをしていると、だいたいどの会社の方もパリッとした恰好をしていて品が良い、スマートだなという印象を持ちます。

またシンガポール、香港やシリコンバレーに行くと、みんな綺麗な恰好をしているのが印象的でした。

冒頭に挙げたクリストファーやMs.Yの如く、商売や利害関係のない中、国際社会で同性からも異性からも純粋にモテるとなれば、個人間の関係が重要なグローバル社会においていろいろな大きな事が成し遂げられる。「モテる力」は立派な「ビジネス能力」の1つになる。人として魅力的でないと、難しい異文化の狭間の中では、なかなかモノを動かすことができないのだ。

 

食事やみだしなみなどの「清潔さ」が重要マナー

国際社会では、これ以外にもっと強調しなければならない重要な点がある。

 それは食事などのマナーだ。素晴らしいビジネスマンでも嫌な面がパッと出て、いっぺんにイメージが落ちることがある。国際社会でグローバルエリートになる為には、清潔感は不可欠だ。新しい着物を着ている必要は全くない。袖がほつれていてもよい。英国人の金持ちなどはむしろそういうものを敢えて得意気に着ているくらいだ。何より清潔なことが大事だ。

 というのも、日本人のえらい方々には、口臭や加齢臭など自分の臭いに鈍感だったり、食事をしても口の周りに食べかすを付けたまま大笑いしていたり、食事の後に品なく楊枝を使っていたり(国際社会では特に女性が楊枝を使うことは好まれない)、グチャグチャ音を立てて食べたりする人が結構いるのである。こんな人だったのかと心底幻滅する。色々貴重な意見を言って下さる方だと思って大事な海外の客との相客にお招きしたのに、食事の間一言も発せず時々ケタケタ笑うだけで、ご婦人方はじめ、海外客側に大きな失望を与えたケースもある。

 「外人との食事はめんどいし、しんどい。食事くらいは横文字ではなく「タテ文字」で仲間とだけでいいではないか」などと逃げてはいけない。日本では食事は黙々と静かに食べるのが良いこととされるが、国際社会では、マナーを守りながら楽しく話し合いをしながらの食事に参加することが、常識としてとても大事なのである。

 先日も筆者が招待されたあるディナーで、テーブルの向こう側に座っておられた日本のえらい人が、自分の隣の日本のビジネスマンと一晩中話していて、ご自分の片側の西洋人のご婦人を全く無視し、結局一言も話さなかった。彼女はポツンとさせられて、これは大変失礼だ。その男性がモテるはずもなければ、彼女もこんな失礼で面白くない男性はないと不愉快に思うだろう。そしてその評判は、その後に彼女の口からあちこちに幅広く伝えられることになるのである。